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自治体の皆さまへ

さっぽろのお財布(2)

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北海道札幌市

●市の財政の特徴
自治体の財政状況を示す指標である「健全化判断比率」は良好な水準です。しかし、医療や福祉などにかかる費用が増え、自由に使えるお金が少ない状況が続いており、油断はできません。

▽健全化判断比率の4つの指標は良好

※この数字を上回ると財政健全化の取り組みが必要となります

▽自力で得る収入が少なく、国からの交付金などが多い
・財政力指数 0.711
政令市20都市中17位
政令市平均0.825
※高い方が望ましい
標準的な行政を行うためのお金を自ら賄える割合

▽定期的な収入に対して、自由に使えるお金が少ない
・経常収支比率 95.4%
政令市20都市中8位
政令市平均95.9%
※低い方が望ましい
お金が義務的な経費などにどれだけ充てられているか示す割合

■市の財政の長期的な見込みと取り組み
▽今後の財政運営は?
中長期的に持続可能な財政構造への転換を進めていくため、財政基盤の強化を図るとともに、財産の戦略的な活用が必要です。
・子育て支援やまちのリニューアルなどへ積極的に予算を配分しながら、各事業の見直しを進め、めりはりのある財政運営を行う
・将来に過度な負担を残さないように、市債の適切な管理を行うとともに、市税などの収納対策や経済活性化により収入を増やし、財政基盤を強化
・今後もまちづくりの取り組みを進めるため、基金を活用するとともに、不測の事態への備えも含めて適正な基金残高の水準を維持

▽重点的な取り組み
公共施設の更新の必要性に対応して建て替え費用を抑制
・建物を長く使えるように、改修や修繕を実施
・建て替え時期を分散させて、費用の偏りを軽減
・施設の機能を維持しながら複合化を進め、総量を抑制

公共施設の使用料や行政サービスの手数料の見直し
・近年の物価高騰の影響を受け、人件費や光熱水費、公共施設や行政サービスの経費などが増加
・市民サービスを安定的に供給するため、増加した経費の一部を利用者にも負担していただくことが必要
→令和7年4月以降に使用料や手数料を改定することを検討

1970年代に急速に成長した札幌は建物の更新時期も集中しています。そのため、費用を抑える工夫が必要です

■令和6年度予算の執行状況
※令和6年9月30日現在。各項目・区分ごとに四捨五入しています

▽一般会計

▽特別会計
※公債会計を除く

▽市債残高

▽企業会計(収益的収入と収益的支出)

基金残高:5,318億円
一時借入金残高:62億円(市立札幌病院、路面電車、下水道)

市の財政の詳細のほか、本年度の予算の執行状況は、ホームページでご覧になれます

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