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自治体の皆さまへ

交通事故を防ごう

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北海道札幌市

2023年の交通事故発生件数が、前年よりも増えた札幌。
暖かくなり外出しやすくなるこれからの季節に向けて、交通事故を起こさない、交通事故から身を守るために、心がけるべきことを紹介します。

■自転車乗っている時
昨年、市内で発生した自転車が関係する交通事故は881件で、近年は増加傾向にあります。

▽ヘルメットで頭部を守る
自転車乗車中の交通事故で亡くなった方の約6割は、頭部に致命傷を負っていました※。子どもも大人もヘルメットを着用しましょう(昨年4月から着用が努力義務化)。
※警察庁ホームページより

▽歩道では歩く人が優先
車道の左側を走行するのが原則ですが、やむを得ず歩道を走行する時は、車道寄りの部分を速度を落として走行しましょう。

▽交差点では安全を確認
多いのは、周囲の安全を十分確認せずに交差点で発生した事故。見通しの悪い交差点などでは、必ず止まって安全を確認してください。周囲への注意がおろそかになるため、イヤホンで音楽を聞きながらの走行もやめましょう。

■歩いている時
昨年、市内で発生した歩行中の交通事故の死傷者のうち、約6割の方が道路横断中に事故に遭いました。

▽横断歩道を利用する
例えば、時速60kmの車は5秒で約83mも進み、想像以上に早く近づいてきます。近道や慣れた道だからと斜め横断などはせず、近くの横断歩道を安全に渡りましょう。

・高齢の方は特に注意
昨年、市内で道路横断中に交通事故で亡くなった方の8割が65歳以上の方。個人差はあるものの、年齢を重ねると歩く速さや認知機能が低下し、危険を避けるとっさの行動が遅くなりがちなため、注意が必要です。

▽車が来ていないか確認
横断歩道を渡る前や渡る時には、車が左右から来ていないか、停止しているか確認しましょう。手を上げる、運転手と目を合わせるなど、渡る意思を伝えることも大切です。

暗い時間帯は、ホームセンターなどで買える反射材を着けると、車などに自分の存在を知らせやすくなります

■車を運転している時
雪解けが進み、運転しやすくなる季節は自転車や歩く人も増えます。スマホの画面を見るといった脇見運転も、大変危険なので絶対にやめましょう。

▽シートベルトを着用
車の交通事故で亡くなった方の約3割は、シートベルトの着用で生存の可能性がありました※。助手席や後部座席の同乗者も、着用が義務付けられています。
※北海道警察 シートベルト非着用死者の実態(令和元年~令和5年)

▽速度を落とす
速度が上がると視野が狭くなるほか、停止に時間がかかります。自動ブレーキなど安全装置付きの車も普及していますが、自分の運転を過信せず、人が飛び出してこないかなど、周りに気を配りましょう。

暗い時間帯で対向車や先行車がいないときは、ライトをハイビームにすることで見通しが良くなります

■地域では、さまざまな方が交通安全のために街頭で見守り活動をしています。
交通安全指導員として10年以上活動している方にお話を聞きました。
豊平区交通安全指導員
西間庭(にしまにわ)さん
歩行者や車両通行量が増える朝の通学時間帯に、交差点で見守りをしています。横断歩道を自転車が猛スピードで駆け抜ける時や、子どもたちがおしゃべりしながら周りをよく見ず横断歩道を渡り始める時は、特にヒヤリとしますね。スピードを落とさずに交差点を曲がる車もいます。車も自転車も歩く人も、「左右や前後をよく確認してゆっくり通る」という基本的なことが大切だと思います。

詳細:区政課
【電話】211-2252

■交通安全に関する情報発信や教育用DVDの貸し出し、交通安全教室などを実施しています。
詳細:札幌市交通安全運動推進委員会
【電話】211-2268

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