■札幌を豊かな形で引き継ぐために
秋元克広(あきもとかつひろ) 札幌市長
年頭にあたり、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
昨年は、子ども医療費助成の対象拡大や共生社会の実現に向けた条例制定の検討などに取り組んだほか、GX産業の集積と、金融機能の強化・集積を目指す特区提案が国に認められるなど、脱炭素社会の実現に向けても大きく動き出した1年となりました。
本年は、水素エネルギーの普及を一層推進し、引き続き脱炭素社会の実現に向けた取り組みを強化するほか、北海道新幹線の札幌延伸を見据え、利便性や回遊性が高く、環境負荷の少ない新たな公共交通の実現を目指し、2030年の本格運行に向けて取り組みを進めてまいります。
また、現在直面している超高齢社会や人手不足などの社会情勢の変化に適応し、札幌を次の世代に豊かな形で引き継いでいくために、企業・市民・行政が一体となって産業振興に取り組み、経済の持続的な発展を目指してまいります。
本年も皆さまのお力添えを心よりお願い申し上げます。
■未来を見据えた新しい札幌のまちづくりを
飯島弘之(いいじまひろゆき) 札幌市議会議長
年頭にあたり、札幌市議会を代表して、市民の皆さまに謹んでごあいさつを申し上げます。
昨年は、北海道・札幌市が環境に配慮しつつ、豊かな暮らしを実現する街を目指す「金融・資産運用特区」の対象地域に決定するとともに、「国家戦略特区」にも指定されるなど、未来への明るい兆しを感じられる年となりました。
一方で、国内外での大規模な自然災害の発生や不安定な世界情勢から生じる物価高騰など、市民生活を脅かす課題は引き続き多岐にわたっております。
市議会は、市民の代表として、議員一同、皆さまの声にしっかりと耳を傾けながら、地域の発展と市民福祉の向上に全力で取り組まなければなりません。
市民の皆さまが安全・安心に暮らすことのできるまちづくり、将来に希望の持てるまちづくりをより一層推進するために、私ども市議会は不断の努力を続けてまいる所存です。
本年も、皆さまの変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げます。
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