使用目的のない空き家は、全国で増加しています。札幌市においても、令和5年時点で約3万2千戸が空き家となっており、昭和58年時点(約1万戸)に比べて3倍以上に増えています。空き家を放置するとさまざまなリスクがあるため、適切に対応することが大切です。
出典:住宅・土地統計調査
■意外と身近な問題
空き家となった住宅を取得した理由の半数以上は「相続」によるものです。
また、家族の転居などさまざまな理由で空き家は発生します。
・相続
・別居していた家族と同居
・住人が施設に入居
■空き家は放置しがち
・解体費用がかかる
・片付けるのが大変
・将来使うかもしれない
■空き家を放置するリスク
・危険
建物の老朽化が進むと、家が傾き、倒壊する恐れがあります。建材の飛散、外壁の落下などの危険性があり、事故が発生した場合、損害賠償責任を負うことがあります。
・迷惑
木や枝が伸び続け、電線にかかると漏電や停電、火災の原因になります。また、小動物が棲みつくと排泄物で悪臭が発生するなど、近隣住民に迷惑をかけます。
■放置空き家にしないために
・土地と建物を売る
・貸す建物を解体して、土地を売る
・貸す管理しながら所有する
■「あなたの空き家大丈夫ですか?」
空き家の活用方法などを分かりやすく紹介している、空き家の維持管理啓発パンフレット「あなたの空き家大丈夫ですか?」をHPで公開しています。また、区役所1階の11番窓口において冊子版を配架しています。
問合せ:建築安全推進課
【電話】211-2808
■不動産の価格や取引・賃貸に関する相談窓口
市役所1階の市民の声を聞く課で、以下の相談(面談または電話)を行っています。
(1)、(2)ともに、予約は不要で、相談時間は30分間です。
(1)不動産の価格
不動産鑑定士への相談 毎月第1木曜日9時~12時(令和7年1月は実施なし)
(2)不動産の取引・賃貸
不動産相談員への相談 毎月第2~4木曜日9時~12時
問合せ:市民の声を聞く課
【電話】211-2075
■住まいの相談窓口
「空き家を解体したい・売却したい」などの家に関する悩みを解決する企業を紹介しています。相談内容を選び検索するだけで、対応可能な企業を探すことができます。
電話の受付時間:平日10時~17時
【HP】https://www.sapporo-cci.or.jp/sumai-sodan/
問合せ:札幌商工会議所
【電話】231-1373
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