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自治体の皆さまへ

今月のやまベェフレンズ 第38回

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北海道札幌市西区

約22万人が暮らす西区。まちづくりを盛り上げるために活躍する「やまベェフレンズ」を紹介するよ!

認知症カフェは、認知症の方、家族、専門職はもちろん、地域住民など誰でも気軽に参加して交流できる場です。札幌市では、要件を満たす場を「札幌市認知症カフェ」として認証、支援しており、現在、西区には7カ所あります。その中の一つである「おっぽ」代表の大森さんに話を聞きました。

◆人と人とのつながりで地域を元気に!
みんなのとまり木 kaigo café(かいごカフェ)「おっぽ」代表
・大森 千帆(おおもり ちほ)さん

◇認知症カフェをどのような思いで始めたんですか?
道外から約20 年前に引っ越してきた当時、周りには頼れる知人がいませんでしたが、子育てや仕事をする中で、地域の人に支えてもらいました。そんな私が何か地域に貢献できることはないかと考え、「人と人とのつながり」が大事だと思い、平成27(2015)年に認知症カフェを始めました。

◇認知症カフェではどんなことをしているんですか?
開催頻度は月に1回で、認知症についての知識や理解を深めるための勉強会や認知症予防プログラムを開催したり、認知症の方やご家族からの相談を受けたりしています。ゆっくりお茶を飲む人、楽器を持ってきて即興のコンサートを始める人、得意の手芸を他の人に教えてあげる人、訪れる人の過ごし方はさまざまです。また、皆さんが社会参加する場を作ることも意識しており、訪れる人や地域の人たちと協力して作った手作り品のバザーなども不定期で開催しています。

◇こだわりのポイントは?
実はパティシエとしても活動しており、北海道食材を使った焼き菓子を作りカフェで提供しています。初めて来た人でも食を通じて、自然と会話が弾み、より気軽に交流や相談ができる場となるので、食には力を入れています!

◇ズバリ!活動を続ける秘訣は?
月1回の開催を心待ちにして、「来てよかった」と参加した皆さんが喜んでくれる姿に力をもらっています。中には「毎週やってよ」という方も(笑)。
また、認知症サポーター養成講座を受けたボランティアの人たちが協力してくれているのですが、「役に立つことができてうれしい」と言われることも多く、実は支える側にとっての居場所にもなっています。これからも活動を続けていけるよう、こういう地域を一緒に作る仲間を増やしていきたいです。

◇最後に一言お願いします!
認知症に関わる方だけではなく、介護や子育てをしている方なども気軽にお越しください。笑顔あふれる「おっぽ」でお待ちしています!

西区の認知症カフェ一覧はこちらから(本紙P6二次元コード参照)
※内容が異なる場合がありますので、詳細は各認知症カフェにお問い合わせ下さい。

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