約22万人が暮らす西区。まちづくりを盛り上げるために活躍する「やまベェフレンズ」を紹介するよ!
◆町内会活動のデジタル化三銃士!二十四軒連合町内会
・広瀬 泰生(ひろせ たいぞう)さん
・樫野 幸夫(かしの ゆきお)さん
・矢野 豊(やの ゆたか)さん
近年、多くの町内会が役員の高齢化や担い手不足の傾向にありますが、町内会活動の「デジタル化」が活動の負担軽減や活性化に効果的であるとされています。今回はデジタル化の取り組みを進めている二十四軒連合町内会の役員さんに話を聞きました。
◇町内会活動のデジタル化に取り組んでいると聞きました。
樫野:二十四軒連合町内会では、令和4年度をデジタル化元年と位置付け、タブレット端末を購入し、役員に貸与してデジタル化を進めています。
◇デジタル化のメリットは何ですか?
樫野:業務の効率化で、作業時間が短縮できたことが大きいですね。会議の資料を印刷するのに時間がかかっていましたが、今はオンラインストレージを利用しているのでペーパーレスになりました。やり取りも基本はメールです。
◇オンラインストレージとは?
広瀬:インターネット上でデータを保管し共有するサービスです。みんながすぐに同じデータを見ることができるので、情報共有がしやすくなりました。
矢野:役員個人のパソコンで資料を作成・保存していましたが、データで共有できると引き継ぎも円滑になりました。
広瀬:都合の良い時間に資料を見るとか、個々のライフスタイルに合わせて町内会活動ができるのが良いですね。
矢野:会議のたびに資料を大量に持ち歩く必要もなくなったしね(笑)。
◇大きく変えるのは大変だったのでは?
樫野:初めてタブレットを使う人がいたので、デジタル講習会を開催しています。習熟度ごとのグループに分け、基本的なことから操作を学んでいます。10人いたら10通りのトラブルがあるので、マンツーマンで進めています。これまでに21回も開催しているんですよ。
矢野:タブレット端末の初期設定に苦労しました。役員の自宅に行って、一台一台設定したのも良い思い出です。
◇デジタル化から2年が経ちました。
矢野:アナログでいいと言っていた人が、自らパソコンを買って使い始めたんですよ。町内会活動を通じて、自分も変わらなきゃと思ってくれたのがうれしいですね。また町内会の活動サポーターとして、20代の人が講習会の講師をしてくれています。町内会活動の輪が広がっていると感じます。
◇最後に一言お願いします!
広瀬:今後も講習会を継続して、スキルアップを目指します!
矢野:初めは大変ですが、使いこなせばメリットは大きく、挑戦する価値があると思います。
樫野:役員数が少なくなっているので、デジタル化で町内会活動を効率的に進めていきたいですね。
◇「町内会スマホ教室」
デジタル化の第一歩としていかがですか。
申込先:市民文化局 市民自治推進課【電話】211-2253
◇「町内会・自治会 加入促進チラシ」
チラシのデータを提供しています。作成のお手伝いも行っています。
問い合わせ:西区地域振興課
【電話】641-6926
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