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自治体の皆さまへ

第40回 今月のやまベェフレンズ

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北海道札幌市西区

約22万人が暮らす西区。まちづくりを盛り上げるために活躍する「やまベェフレンズ」を紹介するよ!

緑豊かな自然の中に広がる札幌芸術の森野外美術館。国内外の64作家74点の彫刻が展示され、四季折々の変化や天候、時間帯によって、さまざまな表情を見せてくれます。今回は、作品解説ボランティア第一期生で、平成6(1994)年から活動を続けている西区在住の西岡さんに話を聞きました。

◆彫刻との出会いをお手伝いします
札幌芸術の森野外美術館作品解説ボランティア
・西岡 公子(にしおか きみこ)さん

◇ボランティアを始めたきっかけは?
フラワーデザイン講師の仕事をしています。お花の仕事を通して「空間」の勉強をしたいと考えていたときに、広報さっぽろの「作品解説ボランティア募集」の記事を見つけて応募したことがきっかけです。

◇活動内容を教えてください!
月に数回、野外美術館で彫刻作品の解説をしています。所要時間やコースはお客様のご希望に合わせて対応できます。「来て良かった」と言われると本当にうれしいですね。お客様の笑顔にこちらも癒やされます。毎月、研修会もあります。

◇彫刻作品の鑑賞のコツは?
彫刻作品の美術鑑賞はハードルが高いと思われる方が多いですが、実は真逆です。まずは、気楽に作品全体を見てください。その後、360度回っていろいろな角度から作品をご覧いただくと、面白さに気付くと思います。作家のサイン探しをするのも楽しいですし、夏の青空、秋の紅葉、雨の日など、季節や天候によって作品の味わいも変わります。

◇一つを選ぶのは難しいと思いますが、お気に入りの展示作品は?
澄川喜一(すみかわきいち)さんの「そりのあるかたち」です。澄川さんは東京スカイツリー(R)のデザイン監修を務めた方ですが、20年ほど前、澄川さんのご生前に、私が「そりのあるかたち」をイメージして即興で花を生ける機会がありました。それがご本人の目に留まり、直接声をかけていただいたというご縁もあって、特別な思い入れがあります。

澄川喜一
「そりのあるかたち」
昭和61(1986)年
札幌芸術の森野外美術館設置
※詳細は本紙をご覧ください。

◇今年でボランティア活動を始めて30年。長く続ける秘訣は?
自然体で肩肘張らずにやっていることでしょうか。何年続けようと思ってやってきたのではなく、気付いたら30年経っていたという感じです。良い仲間達との出会いもあります。

◇最後に一言お願いします!
彫刻を楽しむのはもちろん、森の中で流れゆく雲を見上げるひとときも良いものです。ぜひ、気軽に野外美術館に足を運んでください!

野外美術館は11月5日(火)~2025年4月28日(月)休館。冬シーズンの1~3月は、かんじきを履いて冬の野外彫刻が鑑賞できる「芸森かんじきウォーク」を実施します。
※積雪状況により変更の場合あり。

●札幌芸術の森野外美術館
開館期間:4月27日(土)~11月4日(月・振休)(無休)9時45分~17時
※入館は閉館の30分前まで。
所在地:南区芸術の森2
入館料:大人700円/シニア(65歳以上)560円/年間フリーパス1,000円/中学生以下無料ほか
交通機関:
・地下鉄南北線「真駒内駅」中央バス2番乗り場「空沼線・滝野線」に乗車、「芸術の森入口」または「芸術の森センター」下車(野外美術館最寄りは「芸術の森センター」)
・駐車場収容台数561台(有料)

●作品解説ボランティアによる定時解説
午前の部:10時~12時30分(土・日・祝のみ)
午後の部:13時~15時30分
※来館時に直接申し込み。受け付けは午前・午後ともに終了の30分前まで。
※団体は1カ月前までに電話等で要事前申し込み。

問い合わせ:札幌芸術の森
【電話】592-5111

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