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水をよみがえらせる!水再生プラザのしくみ

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北海道札幌市西区

私たちの生活を支える大切なライフライン、下水道。札幌市には下水を処理するための「水再生プラザ」が10カ所あり、そのうちの1つが西区にあることを知っていますか?今月は、八軒にある「新川水再生プラザ」を紹介。汚れた水はどのようにきれいになるのか、下水道のマスコットキャラクター「クリンちゃん」と一緒に見てみましょう。

・さんかくやまベェ
三角山と琴似発寒川に古くから住む妖怪。
約150万歳。

・クリンちゃん
明るくてきれい好き。
いつも笑顔でみんなを元気にしてくれるよ!

◆新川水再生プラザの紹介
所在地:八軒9西7
東は石狩街道および豊平川から西の山間部、北は発寒川・新川まで、南は南区の川沿地区までと広い区域(3,736ha)の下水を処理。1日あたりの処理能力238,000立方メートル(一般的なお風呂だと約1,200,000杯分!)は、市内で一番です。施設の上部には野球場、テニスコート、パークゴルフ場などを整備し、無料開放しています。

◆(図解)水再生プラザのしくみ
※詳細は本紙をご覧ください。

・最初沈殿池(ちんでんち)
下水をゆっくり流して、沈砂池では取り除けなかった小さなごみや砂を沈ませて取り除きます。底にたまった汚れは汚泥として汚泥処理施設へ送られます。

・沈砂池(ちんさち)、ポンプ施設
水再生プラザに流れてきた下水は、沈砂池で大きなごみや砂などを取り除いた後、ポンプでくみ上げて次の工程に送られます。

・反応タンク
活性汚泥と呼ばれる微生物を多く含んだ泥を加えて、微生物が活発に活動するように空気を吹き込みます。下水の中の汚れは微生物の栄養として吸収され、細かい汚れも付着して沈みやすい塊になります。

・最終沈殿池
反応タンクで処理した水をゆっくり流して、活性汚泥の塊を沈め、きれいになった上澄みの水と分けます。沈めた活性汚泥は、余剰汚泥として汚泥処理施設へ送られるほか、反応タンクで再利用されます。定期的に水質を検査し、環境の保全に努めています。

・放流
きれいになった下水を川へ流します。

◆みんなへのお願い
・台所などから大量の油を流さない!
水再生プラザの微生物が上手に働けなくなってしまいます。

・道路の排水溝にごみを捨てない!
下水道管が詰まったり、ごみがそのまま川に流れたりしてしまうかも。

◆下水ってなんだろう

※放流先は琴似川。下流で琴似川と琴似発寒川が合流して新川になります。

◆熱エネルギーの利用
きれいになった下水のことを「下水処理水」と言います。下水処理水は冬でも10度以上の温度があるため、この暖かい水を使ってまちに降り積もった雪を溶かすのに利用しています。

◇流雪溝

◇融雪槽

問い合わせ:新川水処理センター
【電話】611-5305

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