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自治体の皆さまへ

花のまち随想

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北海道東神楽町

東神楽町長 山本進

5月8日から新型コロナウイルスが、感染症法上での5類に移行され、インフルエンザと同じような対応となりました。これに伴い、今までの感染防止の対応もさらに緩和され、役場でも、窓口などを除き、マスクの着用は個人対応とし、アクリル板なども撤去しています。世界保健機構(WHO)も5月5日に新型コロナウイルスの「緊急事態宣言」を終了しました。感染のリスクもまだあることから、引き続き警戒すべきものではあるものの、社会全体としては、コロナ禍前の生活が戻ってきています。
役場では、仮庁舎での執務が続き、町民の皆さんや用務でお越しの皆様にもご迷惑をおかけしています。6月10日、11日の2日間で、現在文化ホール部分で執務している多くの課(くらしの窓口課、健康ふくし課、会計課を除く)が、役場棟に引っ越しをします。執務スペースとしては以前よりも狭くなりますが、パソコンでの仕事をベースにデジタル化を図ることにより、効率的に業務を行えるようにします。
今後、6月下旬に地域の元気づくり課が役場棟に移動し、総合福祉会館は改築のため利用できなくなります。8月下旬には複合施設の会議室などが利用できるようになりますが、それまでの間、総合福祉会館をご利用になっている方にはご不便をおかけしますが、よろしくお願いします。
今回の複合施設で業務や住民サービスにおいてもデジタル化が急速に進みます。読売新聞が行ったデジタルと社会に関する世論調査では「デジタル化によって社会や暮らしは良くなった」という人が半数以上いるものの、信頼性に不安を持つ人や偏った情報が社会を分断する恐れを持つ人も多く見られます。「便利だけど全てを信用できるわけではない」というところが本音でしょうか。
最近よく聞かれる「生成AI(機械がインターネットなどのデータを学習することにより、自動的に新しいデータを生成することができる仕組み)」は、ちょっと驚きました。問いを入れると自動的に答えが出てきて、社会の変革にも結びつきそうです。ただ、試験やレポートなどにも使えるということや個人情報などの保護の観点から、便利だけれど使い方の規制なども必要かもしれません。
デジタル化の波は止まらないと思いますが、便利さと安全性や信頼性を考えながら進めていきたいと思っています。

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