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花のまち随想

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北海道東神楽町

東神楽町長 山本進

新型コロナウイルスへの対応が5類へと移行されてから2か月以上が経過して、マスクをしていない人の割合も増えてきたように思います。しかし、感染が無くなったわけではなく、今でも感染する人は多く発生しています。さまざまな場面に応じた感染予防対策を引き続きお願いいたします。
7月は観光シーズン復活で、町内でも花神楽やひがしかぐら森林公園に多くの観光客が訪れ、活況を呈しています。北海道内のホテルは予約が取りにくくなっているようで、これは観光に行く人が多くなってきたことと、7月下旬から8月下旬まで開催される高校総体(インターハイ)の影響もあるようです。北海道で夏の高校総体が開催されるのは36年ぶりで、近郊では旭川市でバレーボール男子、サッカー男子、少林寺拳法、登山(東川町なども含む)が開催される予定です。高校生の熱い戦いを応援してみるのもよいのではないでしょうか。
話は変わりますが、私は今年5月から文部科学大臣から委嘱されて中央教育審議会の中の社会教育人材専門部会の委員を務めています。3年前から北海道公民館協会の会長も拝命しており、全国から北海道の取り組みが注目されていることから、今回市町村長では唯一の委員就任になったようです。
東神楽町は公民館活動が昔から盛んで、各地区で独自にさまざまな事業に取り組んでいます。現在は、地区別まちづくり計画の策定も公民館地区ごとに行うなど、公民館は地域の中でも身近な存在です。北海道教育委員会では社会教育や公民館活動の中核を担う社会教育主事の育成を行っており、現在は北海道生涯学習センターが担任しています。この講習は以前は札幌まで受講しに行かなければならなかったのですが、令和2年度からは遠隔地でもリモートで受講できるようになりました。これは全国でも稀有な事例で、北海道の課題であった距離の問題をデジタル技術で大きく解決した好事例となっています。また、講師も遠隔で講義できることから全国の優れた先生方に講義いただけることや、各地域で必要となっている防災やファシリテーション能力、デジタルなど現代的な課題も取り扱っています。社会教育が地域に潤いをもたらし、コミュニティの活性化に寄与していることは言うまでもありません。私も、委員として全国の事例を学びながら社会教育の在り方なども提言していきたいと思っています。

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