花のまち随想

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東神楽町長　山本進

今年の夏はとても暑く、北海道内でも過去最高の気温を記録した地点が多くありました。旭川気象台でも8月の平均気温は過去最高とのこと。東神楽町でも普段ならお盆過ぎには暑さも一段落というところですが、8月下旬でも35度を超える猛暑日があるなど、異常な夏という感じでした。
東神楽町では、計画的にエアコンの設置を進めております。昨年度に小中学校の普通教室は整備済みで、今年度は特別教室や職員室などの整備を進めています。今年度の工事は、暑い時期には間に合わなかったのですが、学校ではエアコンのある普通教室で対応してくれていました。また、一部工事のできない特別教室は次年度で完了する予定です。
公共施設についても、多くの部屋では設置済みですが、一部未設置の箇所は次年度までに整備したいと思っています。体育館のアリーナなど、広いスペースは工事費が高額なため、冷風機などでの対応をしています。小中学校も含む常時利用される主要施設でのエアコン整備は、複合施設など整備中の施設も含め、次年度までにおおむね完了する見込みです。
涼しいと言われている北海道でも暑くなってきていますが、これも地球温暖化の影響かと考えられますので、引き続き環境対策を進めていかなければならないと思っています。
環境対策では、8月24日に、株式会社JEPLANと、東神楽町、美瑛町、東川町で包括連携協定を締結しました。JEPLANでは、使用済みのペットボトルを何回も再生する技術を持ち、世界からも注目されています。リサイクルの意識を高め、自らの行動を変えていくことは、これからの時代にとても必要なことだと思います。ゴミの分別については、さまざまなご意見をいただいておりますが、しっかり分別しないと、リサイクルは難しくなりますので、住民の皆さんのご協力をお願いします。町でも、ゴミの分別をわかりやすくするため、ホームページの更新など、対策を進めてまいりますので、よろしくお願いします。
また、新興企業の実証実験として、独自に開発した微生物で生ゴミなどを堆肥化する「スマートコンポスト」の設置も行います。
現在も進めている公共施設や街路灯のLED化など、地球環境のための「ゼロカーボン」の取り組みをさらに加速したいと思っています。