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自治体の皆さまへ

東神楽町 ゼロカーボンシティへの挑戦

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北海道東神楽町

近年、世界中で地球温暖化を食い止めようという意識が高まっており、日本においても令和5年3月31日時点で東神楽町を含む934の自治体が2050年までにCО2排出量の実質ゼロを目指すゼロカーボンシティ宣言を行っています。
そういった地球温暖化に対する危機感が高まっている背景の一つとして、気候システムの変化による自然災害の増加があります。
ゼロカーボンの推進は気候システムの変化による自然災害を減らしていくという目的もありますが、各自治体ではゼロカーボンの推進で鍵となる「太陽光発電」や「電動車」を積極的に導入し、災害発生時の非常用電源として活用しようという動きが広まっています。
そこで今月号では太陽光発電や電動車が災害発生時、どのように役立つか取り上げたいと思います。

◆『ゼロカーボン×防災』について考える
◇太陽光発電と蓄電池の組み合わせで停電時も安心!
太陽光発電は、停電時でも電力会社からの給電に頼ることなく発電することができるため、停電時の非常用発電設備として、とても頼りになります。
しかし、そんな太陽光発電にも太陽が沈む夜間には発電できないという弱点があります。
そんな太陽光発電の弱点を埋めるのが蓄電池です。蓄電池を備えることで、昼間に発電した電気を蓄電池に蓄えることでき、夜間にも電力を使用することができます。

◇災害時は電動車が活躍!非常用電源としての活用方法
「電動車」とは、動力源に電気を使う自動車の総称で、電気自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリット自動車、燃料電池自動車の4タイプがあります。いずれの電動車も車内に電気を貯める、あるいは燃料を通じて電気を生成する能力を持っています。
この走行のために使う電力を外部に取り出すことで、電動車が災害時に活躍します。
停電が長引く地域にて、携帯電話の充電、エアコン、冷蔵庫、夜間照明、地下水くみ上げポンプなどに電力供給を行った実例もあります。
災害がいつ発生するのか予想するのは非常に困難です。
私たちのライフラインの多くが「電気」によって支えることを考えると、太陽光発電や電動車による万が一の備えは、安心した暮らしをするために重要な要素ですので、皆さまもぜひ導入を検討してみてください。

問合せ:まちづくり推進課
【電話】83-2113

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