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花のまち随想

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北海道東神楽町

東神楽町長 山本進

春になり、新入学生も元気に登校する姿が見られるようになりました。3月13日からマスク着用の考え方が見直され、登校時もマスクなしの元気な笑顔で「おはようございます」という声が響きます。子どもたちが元気に、そして、楽しそうに学校へ向かう姿を見ていると、本当に良かったと思います。
コロナ禍も感染がなくなったわけではないのですが、世の中も落ち着いてきて、以前ほど脅威に感じることも少なくなったように思います。
春になると増えるのが交通事故です。4月から、自転車に乗る全ての人にヘルメットの着用が努力義務化され、さらに法律では、自分が運転する自転車にほかの人を乗車させる場合も、ヘルメットを着用させるよう努めなければならないとされています。また、保護者などの方は、児童や幼児が自転車を運転する際は、ヘルメットをかぶらせるよう努めなければなりません。自転車に関する事故が多くなっていることや、自転車を運転している方が加害者になり、歩行者などに大きなけがや、場合によっては死亡事故につながるケースもあり、厳しくなってきたのだと思います。
ただし、交通事故は年々減り続けています。警察庁が発表した令和4年中の交通事故死者数は2610人で、前年比で26人減(1・0%減)となり、警察庁が保有する1948年(昭和23年)からの統計で、6年連続で最少を更新しました。最も多かったのは1970年(昭和45年)の1万6765人で、毎年数多くの方が亡くなっていました。これは、車社会の急速な進展に対して、道路整備の遅れや信号機、道路標識などの交通安全施設が不足していたこと、エアバッグなどの車両の安全性を確保するための技術が未発達であったことや、人々の交通安全意識や社会の体制が十分に整っていなかったことが要因だといわれています。それから見ると大きく減ったとはいえ、毎年多くの方がなくなったり、大きなけがを負ったりしています。
東神楽町では、交通事故死ゼロが継続しており、今年6月15日の「交通事故死ゼロ2500日」を目標に、北海道警察、東神楽町交通・防犯協会、交通指導員や地域の方々の協力を得て積極的に交通安全運動を推進しています。ご家庭や地域で今一度交通安全について、取り組んでいただければと思っています。

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