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花のまち随想

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北海道東神楽町

東神楽町長 山本進

暑い夏も終わり、収穫の秋を迎えています。今年は、全国的な米不足ということで、新米の需要が高まっています。価格は、肥料などの経費の上昇などもあり、昨年より高くなっていますが、他の食品の値上がりに比べれば控えめです。ぜひ、もっとお米を食べていただきたいと思います。今年も東神楽町の新米は味もよく、平年を上回る収穫が見込まれます。町民の皆さんにも、ぜひ地元のお米をいっぱい食べていただき、元気に活動してほしいと思います。
さて、複合施設はなのわのグランドオープンが8月30日に開催され、旭川開発建設部長、上川総合振興局長、近隣の市町村長・議長など、多くのご来賓にもお越しいただき、無事終了することができました。テープカットは、東神楽小学校の子どもたちにも手伝っていただきました。
今回の施設整備の発端は10年以上前に中央市街地内の老朽化した公共施設をどうするかというところから検討が始まりました。1970年(昭和45年)建築の総合福祉会館、1965年(昭和40年)建築の国保診療所、1968年(昭和43)建築の役場旧庁舎など、耐震化ができていないとともに、今後の維持・修繕の経費が増大する施設が課題でした。住民の皆さんや議会、関係機関の皆さんともかなり議論させていただき、結果的に、1991年(平成3年)に建設した役場新庁舎、1993年(平成5年)に建設した図書館などのある現在地に集約することで意見がまとまりました。
基本設計は、本町出身で世界的建築家の藤本壮介さんに手掛けていただき、現在の姿が形作られました。藤本さんはその後、大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーにも就任し、来年開催の万博に向けてはなのわと同様に回廊を持つ施設を設計しています。もちろん規模は圧倒的に万博の方が大きいですが、「集う」というコンセプトは同じです。
また、フラワーガーデンの設計には上野ファームの上野砂由紀さんに携わっていただき、宿根草を中心としたすばらしいガーデンができました。この植栽には多くの町民の方にも参加していただき、みんなで作り上げたガーデンです。これからボランティアの方々も一緒にみんなで育てていくガーデンにしていければと思います。今回の複合施設整備は50年後、100年後の未来に向けた取組みであり、これからも住民の皆さんとともに育てていきたいと思っています。

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