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花のまち随想

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北海道東神楽町

東神楽町長 山本進

北海道には、四季ではなく六季あると言われています。通常言われているような春、夏、秋、冬に加え、夏の前に初夏、冬の前に晩秋が加えられるようです。初夏は、6月頃で、暑い夏の前に爽やかで梅雨のない北海道らしい季節です。晩秋は、厳しい冬の前に紅葉から雪が降り始め、少しずつ景色が重たくなってくるような11月から雪が根雪になる前くらいです。それぞれ良い季節で、これから迎える晩秋も、少し憂鬱な感じはしますが、映画のハリーポッターに出てくるような、イギリスのムードに近いのではないでしょうか。外は寒くなりつつありますが、暖かい家の中で、読書や趣味など、この季節の夜長を楽しんで見るのも良いと思います。
複合施設はなのわも文化ホール花音が本格的に稼働し始めて、さまざまな催しが行われるようになってきました。今までもコロッケさんやビューティーこくぶさんを迎えての記念イベント、和洋折衷コンサート、ロビンフッドの冒険などが開催され、11月には、三遊亭小遊三さんらをお迎えし、落語会が開催されます。イベントに合わせて運営の方も少しずつ慣れてきていますが、いろいろ改善をしながら取り組んでいこうと思っています。よろしくお願いします。
また、文化ホール花音の整備により、全道規模の大会なども行うことができるようになりました。10月17日から2日間にかけて、北海道公民館大会兼全国公民館研修大会が行われ、全道・全国から220名以上の方が参加していただいています。この大会は、私が北海道公民館協会の会長を仰せつかっていることもありますが、東神楽町の公民館や社会教育の取組が注目され、評価されていることもあり、東神楽町での開催となりました。
東神楽町では、地区公民館が地域の皆さんの手で自主的に運営されていますが、全国的にはこういった活動は多くなく、特に都市部ではなかなか地域の方が自主的に参加できる環境にはなっていないようです。私たちが昔から「当たり前のように」取り組んでいる花のまちづくり、例えば全町一斉清掃なども含め、町民の皆さんが自ら取り組んでいることが、東神楽町の魅力や幸福度の向上につながっていると思います。まちづくりにおいて、「自ら実行する」ことが、地域への貢献や満足度を高めて、まちへの愛情もさらに大きくするように感じており、それが東神楽町の大きな財産ではないかと思っています。

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