東神楽町長 山本進
東神楽町は、令和6年10月17日に、交通事故死ゼロ3000日を達成しました。平成28年7月に発生した死亡事故を最後に、町内で交通事故による死亡事故は発生しておらず、8年以上にわたって交通事故死ゼロが継続しています。10月22日には、東神楽中で交通事故死ゼロ3000日達成・4000日目標町民集会が開かれ、交通・防犯協会、交通指導員、女性ドライバーセーフティクラブなど、多くの関係者の皆様にご参加いただきました。
また、東神楽小学校の児童が、令和9年(2027年)7月14日を目標とする交通事故死ゼロ4000日目標宣言を行い、改めて交通事故に遭わない、交通事故を起こさないことを確認しました。旭川市に近く、空港もあり、交通量が比較的多い中で重大な事故を防げているのは、北海道警察や交通安全関係者の尽力だけでなく、地域の皆さんが子どもたちの登下校を見守り、一人一人が注意を怠らなかった結果だと思います。引き続き町を挙げて交通事故死ゼロの継続に取り組んでまいりますので、よろしくお願いします。
話は変わりますが、12月19日からアシアナ航空による旭川空港と韓国の仁川空港との間で定期便が復活します。当面週4往復ですが、今後も便数の増加などを期待したいと思います。旭川空港は、国際線往来のピークだった平成27年(2015年)頃は、北京、上海、台北、ソウルと週に15往復ほどありました。当時は国際線ターミナルも整備されておらず、「インバウンド」という言葉も流行し、多くの外国人が観光に訪れることが大きな社会現象となりました。その後、国際線ターミナルが整備され、既存施設の改修も行われるなど、旭川空港でも「これから」というときにコロナ禍が起こり、一転して厳しい状況になりました。それから約5年が経過し、外国との往来も回復しつつあります。まだ上海などの往来は途絶えたままですが、今後はそれ以外の国や地域からの往来や国内他地域からの就航など、空港の活性化を期待しています。
昨年12月からLCCのジェットスターが定期便を就航しました。私も何度か利用しましたが、成田空港と都心の往来も含め、とても便利だと感じています。コロナ禍を経て、観光やビジネスで「行かない」「行かなくてもできる」ことも多くなりましたが、やはり現地で感じることは大切です。これからも旭川空港をさらにご利用いただければと思います。
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