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花のまち随想

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北海道東神楽町

東神楽町長 山本進

コロナ禍は、令和2年(2020年)2月頃から北海道内をはじめ、全国で感染が拡大し、令和5年(2023年)5月に5類に移行となって3年余りで一段落した感じです。そのため、3月から5月の春の行事は4年にわたってできないこともほとんどで、今年の春の行事は5年ぶりということが多くありました。人生の中でも大きな意味のある入学式や卒業式などもそうで、卒業生の晴れ姿や新入生の緊張した面持ちなどを久しぶりに見ることができてうれしかったです。改めてコロナ前の日常が戻ってきたと強く感じました。
高齢者大学あやめ学園も4月11日に開講式があり、新年度がスタートしました。生涯を通じて学びを深めることはとても重要なことだと思います。今は人生100年の時代です。あやめ学園には、「あやめ学園の歌」がありますが、歌詞の中では「人生80年」と出てきます。今から30年以上前に作られたのだと思いますが、そのときはまだ人生80年だったかもしれませんが、平均寿命も延びるとともに、健康寿命も延びてきており、まさに人生100年の時代が到来したのだと思います。
国民的な人気を誇る「サザエさん」は、漫画としては戦後すぐから、アニメとしては昭和44年(1969年)から放映されているそうです。軽快なテーマ曲とともに、日曜日の夕方といえば「サザエさん」という人も多いのではないでしょうか。
登場人物のサザエさんのお父さんである磯野波平さんは、設定では54歳ということだそうです。当時は55歳定年ということもあるのか、かなりの高齢のように見えます。私も現在57歳ですが、波平さんよりは若いつもりでいますし、今の時代から見ると、少し不思議な感じさえします。やはり、生活水準の向上や栄養状況、衛生、医療などの生活環境の改善など、多くの要因があって寿命が延びるとともに、さまざまな形で社会に関わっていくことで、若々しい状態で年齢を重ねることができたのだと思います。
「老いる最短の方法は、学ぶことをやめてしまうことです」という格言もあります。
学びは人間にとってとても重要な要素だともいます。常に好奇心を持って、学び続けていくことは、若さを保つために必要なことなのだと思います。そのためにも、社会教育や生涯学習は絶対に必要なのだと思います。

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