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東神楽町 ゼロカーボンシティへの挑戦

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北海道東神楽町

◆地球の“鬼退治”! 節分から考えるゼロカーボン
2月といえば節分。豆をまき、「鬼は外、福は内」と声を上げながら一年の無病息災を願う、この日本の伝統行事は、どこか温かく、家族の絆を感じさせるものです。しかし、ふと立ち止まって考えてみると、現代の私たちにも追い払わなければならない“鬼”が存在するのではないでしょうか?それが、地球温暖化をはじめとする環境問題という名の鬼です。
環境問題は、目に見えないけれど確実に私たちの日常を脅かしています。異常気象や海面上昇、生態系の変化などは、この“鬼”がもたらした影響と言っても過言ではありません。そして、この“鬼”は年々その勢力を増し、私たちの生活や未来を不安定なものにしています。このような状況下で、私たちができることは何でしょうか?その一つの答えが、ゼロカーボンへの挑戦です。
ゼロカーボンとは、二酸化炭素の排出を抑え、自然が吸収する分と差し引きゼロにすることを目指す取り組みです。東神楽町では、この目標を実現するために、地域全体で協力してさまざまな取り組みを進めています。公共施設への再生可能エネルギー導入や、ごみの分別徹底、エコドライブの推進など、確実に“鬼退治”に向けた一歩を踏み出しています。
ここで節分に話を戻してみましょう。節分の豆まきは、家の中に潜む邪気を追い払い、新たな一年を迎える準備をする意味があります。同じように、ゼロカーボンへの取り組みも、地球に潜む“環境問題という鬼”を追い払い、次世代に明るい未来を引き継ぐための準備と言えます。
例えば、節分に使う豆や恵方巻に注目してみてください。地元産の有機大豆や野菜を選ぶことで食品の輸送による二酸化炭素排出を減らせます。また、恵方巻は食べきれる量だけを購入し、フードロスを減らす意識を持つことが重要です。そして、豆まきの後に残った豆を無駄にせず、美味しくいただく工夫も、ゼロカーボンの取り組みに貢献する行動の一つです。
節分は、家族や地域の人々と集い、食卓を囲む心温まる時間でもあります。この行事を通じて、家族で食べ物やエネルギーの大切さについて話し合い、次世代のために何ができるのか考える機会を持つことが、未来の“鬼退治”につながります。
最後に、ゼロカーボンへの挑戦は、決して大きな一歩でなくても構いません。一人ひとりができることを日々積み重ねていくことで、大きな力となります。節分の豆まきのように、小さな行動が未来に向けた大きな変化をもたらすのです。私たち東神楽町の住民一人ひとりが、その変化の一端を担うことを誇りに思い、一緒に“鬼は外、福は内”と声を上げていきましょう。
次世代に青く美しい地球を手渡すために、私たちのゼロカーボンへの挑戦はこれからも続きます。節分の豆まきが、その小さな一歩となりますように。そして、私たちの行動が新たな“福”を呼び込むきっかけとなりますように。

問合せ:まちづくり推進課
【電話】83-2113

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