■第4回町議会定例会
12月11日に招集され、会期3日間で開会された令和6年第4回町議会定例会。行政報告の他、令和6年度の一般会計の補正予算、関連条例改正などが提案されました。一般質問では、7名の議員から15件の質疑があり、提出された議案などは原案どおり可決され、12日に閉会しました。
[議案第1号]令和6年度東神楽町一般会計補正予算(第9号)
今回の補正は、歳入歳出それぞれ1603万2000円を追加し、予算総額は85億6794万1000円になりました。
[議案第2号]東神楽町複合施設設置条例の一部を改正する条例
これは、複合施設の使用料について、既存公共施設の規定と統一した文言とするため、条例の一部を改正するものです。
[議案第3号]東神楽町住宅使用条例の一部を改正する条例
これは、現在全面的な改築を行っている志比内その他の住宅(昭和56年度建築)の供用開始にあたり、当該住宅の位置づけ、使用料の額を見直すため、条例の一部を改正するものです。
[議案第4号]東神楽町手数料徴収条例の一部を改正する条例
これは、農業経営基盤強化促進法等の一部改正に伴い、農用地利用集積等促進計画に係る証明書交付手数料の新設及び農業経営基盤強化促進法に係る手数料の廃止を行うため、条例の一部を改正するものです。
[議案第5号]東神楽町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例
これは、町内で排出されるし尿の運搬及び処理単価の増額に伴い、受益者負担としてのし尿処理手数料も増額する必要があるため、条例の一部を改正するものです。
[議案第6号]東神楽農村公園条例等の一部を改正する条例
これは、東神楽森林公園、オートキャンプ場フローレおよび河川敷14号パークゴルフ場の経営健全化を目的として施設利用料金などを変更するため、条例等の一部を改正するものです。
[議案第7号]東神楽町下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例
これは、下水道法に基づく下水道事業計画の見直しに伴い、計画人口の修正を行うため、条例の一部を改正するものです。
[議案第8号]大雪地区広域連合規約の一部を変更する規約
これは、国の法改正によるマイナンバーカードと被保険者証一体化に伴い、大雪地区広域連合規約の一部変更について協議するため、大雪地区広域連合規約の一部を変更するものです。
[議案第9号]連携中枢都市圏形成に係る連携協約の一部を変更する協約の締結の件
これは、旭川市との間において、連携中枢都市圏形成に係る連携協約の一部を変更する協約を締結するものです。
[同意第1号]東神楽町固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求める件
これは、委員の任期満了により、委員の選任について議会の同意を求めるものです。
氏名:三井節子氏
◆報告第2号
監査委員からの令和6年度定期監査結果報告に対する改善措置について
◇[指摘事項1]交付金・補助金の取り扱いについて
(1)適切な報告・説明責任
デジタル田園都市国家構想推進交付金に関し概算払いを行っていますが、交付金要綱では原則として、額が確定した後の支払いが求められています。例外的に概算払いが認められる場合もありますが、本件においては立替払いの経緯や説明が十分に報告されていないことが確認されました。
今後は交付金の支出にあたり、適切な報告と説明責任を果たすことが求められます。
[改善措置(まちづくり推進課)]
概算払いにつきましては、法令上の規定に基づき支出したものでありますが、今後は関係者と協議をしながら、必要に応じて、その経緯や説明をできるよう努めてまいります
。
(2)帳簿などの整備・監督体制の強化
交付要綱で求められる帳簿の整備が確認されず、関係書類の管理も不適切な状況であります。これは、補助金交付事業における管理・監督体制に課題があることを示しており、是正措置が必要であると考えます。
今後、帳簿整備の義務について関係者に再確認を徹底し、監督体制の強化を図るべきです。
[改善措置(まちづくり推進課)]
帳簿の整備につきましては、今後、関係書類の管理・監督体制の強化を図り、関係者と連絡を取りながら諸帳簿の整理および管理を徹底するよう努めてまいります。
(3)補助金の適正な運用
補助金申請に基づきおよそ1億円を概算払いとして交付され全額が使用されました。領収書などを精査した結果、交付金の使用期限直前に約200万円の物品を購入しており、一部については補助金の目的や事業計画に合致しない、あるいは不要と思われる支出が確認されました。
このような事例は補助金の適正な運用や透明性の確保に課題を生じさせる可能性があるため、今後は管理体制の強化と関係者への指導、使用期限直前の購入や不要と思われる支出を発生しないよう、余剰管理の仕組みを整備することを望みます。
[改善措置(まちづくり推進課)]
補助金の使用につきましては、補助金の交付要綱などに基づき適正な支出をしたところでありますが、今後は、関係者と十分協議しながら計画的な事業を遂行するよう、管理体制の強化を図り進捗を管理するよう努めてまいります。
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