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マチの宝物

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北海道東神楽町

◆夢への扉を開いた一歩、東神楽町から羽ばたく挑戦の翼
◇プロフィール
横山颯大(よこやまそうた)さん
2006年生まれ 18歳
ベガルタ仙台MF

東神楽町初のプロサッカー選手として、ベガルタ仙台に入団した横山颯大選手。幼少期から描いていた夢を実現し、プロの世界へと踏み出しました。
町で生まれ育った横山選手がサッカーと出会ったのは、幼稚園時代のことでした。「友達にサッカースクールに誘ってもらったのがきっかけです。彼らには本当に感謝しています」と、当時を振り返ります。
町での生活は、横山選手の基盤を築きました。「美味しいお米と澄んだ空気、そして温かく見守ってくださった町民の皆さんのおかげで、今の自分があると思います」と感謝を口にします。
高校進学を機に仙台市へ移住し、ベガルタ仙台ユースの寮生活が始まりました。「初めての帰省後、ホームシックで一週間泣いていました」と当時の苦労を語ります。洗濯などの家事も自分でこなす中で「親のありがたさ」を痛感し、自立心を養いました。
高校2年生の時、清水エスパルスユースとの試合で自身のミスから失点した経験が、横山選手の転機となりました。ハーフタイムに現サガン鳥栖ヘッドコーチを務める木谷公亮監督から「颯大がミスを恐れてボールに関わらなくなると、チームも上手くいかない。ミスをしてもいいから、どんどんチャレンジしてほしい」と激励を受け、後半には自身で3点目を決め、勝利に貢献しました。この言葉は今も心に刻まれているそうです。
また、キャリアの転機となった出来事として、コンサドーレ札幌ユースへの昇格が叶わなかった経験を挙げます。「北海道出身の自分にとってコンサドーレは憧れでした」しかし、体が小さい事が主な理由でユースに昇格できないと当時の監督に告げられ、その場で泣き崩れた横山選手。この出来事が「自分を取らなかったことを後悔させる活躍をし、プロになる」という強い決意につながりました。
ベガルタ仙台への入団を決めた理由について「ユース時代からユアテックスタジアム仙台での試合を見て、整った環境とすばらしいサポーターの前でプレーしたいという思いが強くなりました」と語ります。プロの厳しい世界で「自分にしかできないプレーでチームの勝利に貢献したい」と意気込みを見せます。理想のプレースタイルはルカ・モドリッチ選手で、攻守にわたりボールに関わり、チームのリズムを作ることを目指しています。
「帰省の度に、人の温かさや美味しいお米、水、空気を実感します。東神楽町初のJリーガーとして、町のPRにも貢献できるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします」と、地元への感謝と抱負を語りました。

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