ヒートショックは、気温の変化によって血圧が上下し、心筋梗塞や脳梗塞等を引き起こす現象です。主に家の中の温度差により引き起こされています。ヒートショックでの死因の大半は、入浴中の意識障害による溺死で、浴槽で倒れ、沈み込んで溺死するというパターンが多いと言われています。しっかり対策をして事故を未然に防ぎましょう。
◆いつ、どんな人に起こりやすい?
室内の温度差が生じやすくなる11~2月が発生しやすくなる時期です。
〈起こりやすい人の特徴〉
(1)65歳以上の高齢者
(2)高血圧、糖尿病、動脈硬化がある方
(3)肥満・睡眠時無呼吸症候群・不整脈など基礎疾患がある方
◆予防に効果的な対策は?
(1)脱衣所や浴室に暖房器具を置き、室内の温度差を無くす
(2)風呂は38℃以上42℃未満
(3)食後1時間以上空けて入浴。入浴前の飲酒は控えましょう
(4)入浴前後に水分補給をする
(5)家族に入浴することを報告
◆事故が起こってしまったら?
万が一浴槽で溺れ、意識が無くなっているのを発見した場合、まず浴槽のお湯を抜き、119番通報してください。その後、可能であれば浴槽から引きあげ、消防署通信員の指示に従い、心肺蘇生法などを実施してください。
◆救急講習を行っています
こうした事故に備え、消防署では心肺蘇生法やAEDの使い方を学ぶ講習を行っています。少人数や短時間でも対応できますので、興味のある方はお気軽に問い合わせください。
問い合わせ:消防署
【電話】72-0150
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