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自治体の皆さまへ

[特集]みんなの”足”としての使命 町営バスのゆくえ(2)

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北海道栗山町

◆4月から町営バスの運行を一部見直します
▽町民ニーズをもとにバス運行を見直します
これまで「くりやまキャッチボイス」「まちづくり懇談会」「バス交通に関するアンケート調査」など、さまざまな機会を通して町民の皆さんより町営バスの利便性や採算性などに関する多くの意見・要望が寄せられています。
また、関係機関や交通事業者などで構成される「地域公共交通活性化協議会」でも町営バスに関する協議や意見交換を行ってきました。
これらを踏まえ、町では令和6年度から下記の通り町営バスの運行内容を一部見直しすることとしました。
今後も運行状況を検証しながら、また、町民の皆さんからのご意見やニーズの把握を把握しながら、適宜必要な見直しを検討していきます。引き続き皆さんの「声」をお待ちしています。

〈みなさんからのご意見をお待ちしています〉
・くりやまキャッチボイス
・建設課メールフォーム
※二次元コードは本紙P.3をご覧下さい。
※問い合わせ窓口は建設課総務管理グループ(【電話】73-7512)です。

○町民の皆さんからの主なご意見
・中学生の子どもが多く利用するため、無料化や値下げをしてほしい。通学で使用する際の補助も検討いただきたい。
・誰も乗っていないバスを目にする機会が多いが、運営は成り立っているのか?また、周知が足りないのでは?
・工業団地をルートに加えることで、企業にとってバスが通ることのメリットもあり積極的な企業誘致に繋がると思う。
・バスが栗山駅を出発する時間とJRの到着時間が合わず、バスに乗れない。5分だけでも時間を遅らせてほしい。

○令和6年度のバス運行の見直し内容
(1)新規路線追加
滝下線の路線ルートに、角田・共和地区を追加
(2)運行時間の変更
日出線の運行時間を変更
(3)新停留所追加
角田循環線の早朝と夕方の路線ルートに工業団地を追加
(4)乗車料金の変更
中学生の料金を200円から100円に変更
(5)バスの増便
コミュニティバスを増便し、通勤通学者に対応

◆町営バスが運ぶ「笑顔」をこれからも守るために
私は3年前に札幌から転職という形で栗山町役場に就職し、すぐに町営バス運行の担当になりました。
観光が盛んな小樽市出身ということもあり、地元と比べるとバスの本数・乗車人数ともに少なく、なかには誰も乗っていない状態のバスも何度も見てきました。
もちろん、できる限り空車のバス運行は避けたい思いですが、町民の皆さんとお話ししていると、数値では計ることのできない大切な「足」として、バスの必要性を強く実感しています。
日常生活はもちろん、バスを使って出かける機会が多くなれば、地域とのかかわりが増え、普段なかなか会えなかった昔の友人に会える機会にもつながると思います。
今後は効率的なバス運行を目指し、路線の見直しのほか、小型バスの導入や予約制での運行など、コストを抑える方法も検討していきます。
バスが運ぶ皆さんのたくさんの笑顔、そして、いきいきと輝き暮らす姿をこれからも守っていきたいです。
建設課総務管理グループ 工藤浩太主事

○人生の”足”の選択肢となれるよう、これからも
今年4月から町営バスの運行路線などが一部見直しとなります(上記参照)。「暮らしの足」であるバス事業を維持していくためには、町と交通事業者の努力だけでは成り立たず、町民の皆さんの利用が必要不可欠です。一番の力は「皆さんに利用してもらう」こと。ぜひ日常生活の中で、町営バスを利用してみてはいかがでしょうか?

○気軽に町営バスでお出かけしてみませんか?
乗車料金:1路線 200円
※70歳以上の方・小学生は半額、未就学児は無料です。4月以降は中学生も半額となります。
※毎月第3水曜日は「無料乗車の日」です。全路線を無料で乗車いただけます。
回数券:1,000円(1,100円分の乗車券になります)
※回数券は建設課窓口、栗山駅で取り扱っています。
定期券:1カ月 7,200円 3カ月 20,520円
※定期券は建設課窓口のみの取り扱いです。
運行日:平日(予約バスの一部は土曜日も運行)

問い合わせ:建設課総務管理グループ
【電話】73-7512

「今回の内容は来月号の折込チラシ(バス時刻表)で詳しく紹介します!」
建設課総務管理グループ 澤田翔太主事

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