◆外国人の居場所に
町内在住の外国人を「やさしい日本語」で支援する、「くりやまにほんごクラスそら」(萬美千代代表 以下「そら」)が活動の輪を広げています。
「やさしい日本語」は、1995年の阪神・淡路大震災で、緊急速報や避難指示が理解できず、多くの外国人が被災したことから生まれました。
在住外国人の国籍や母国語が多岐にわたる昨今、彼らの共通語となるのは英語ではなく、「やさしい日本語」です。
『そら』のメンバーは、昨年の「日本語学習支援者養成講座in栗山」で「やさしい日本語」を学んだ地元のボランティアです。実際にレッスンを見てみると、簡潔な表現で会話をしています。
今までのテーマは「防災」、「ごみ出し」、「病院へ行く」など生活に密着した話題です。
また、技能実習生として働く外国人は、職場と家の往復になりがちで、地域社会との関わりが希薄だという課題もあります。
「外国人も地域の一員。生活に必要な日本語を学び、楽しく自分らしく暮らしてもらいたい」と萬さんはいいます。
さらに、「やさしい日本語で、一人でも多くの日本人が、外国人に声をかけてほしい」と続けました。
『そら』は、会話を楽しみながら日本語を学び、地域参加する大切な居場所になっているようです。
参加者の外国人にとって『そら』は、会話を楽しみながら日本語を学び、地域参加する大切な居場所になっているようです。
▽外国人にとってのやさしい日本語例
難しい日本語 高台に避難やさしい日本語 高いところへ逃げてください
■参加者・ボランティア募集
くりやまにほんごクラスそらでは、外国人の参加者、ボランティアスタッフを随時募集しています。興味のある方や事業所の方はお問い合わせください。
・現在の会員数 15人
・現在の外国人参加者数 14人
問い合わせ:
【電話】090-9083-4972
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