株式会社自ゆう耕場
代表 堀田一司(ほりたひとし)さん
◆システムエンジニアの経験を生かし「スマート農業」を実践
▽大学の部活動が縁でシステムエンジニアの道へ
堀田さんは、士別市出身。世界を巡る紀行番組に魅せられ、地理の雑誌を眺めたり、英語を懸命に勉強したりと、世界を夢に見た少年でした。
富山大学理学部に進学し、勉学に励む傍ら、自動車部にも所属。部活動の活躍を見た企業の目に留まり、卒業後はシステムエンジニア(以下、SE)の道に進むことになります。
▽恩師の教えを支えに、SEとして成長
未経験であるSEの世界。不慣れなプログラム言語に苦しみながらも、大学の恩師の教えである「事実を積み重ねて、本当かどうかを証明するおもしろさ」を糧に、着実に技術を身に付け、第一線で働くSEとして成長します。
北海道で23年間、百貨店の流通事業や公共団体向けのシステム開発を手がけましたが、平成19年に退職。奥様の故郷である栗山町で農業を志します。
▽わからないことだらけの農業に「根拠」を見つける
「就農当初はわからないことだらけで、大変苦労した」という堀田さん。データがないと検証することもできないと考え、ビニールハウスに自作のセンサーシステムを構築しました。蓄積したデータに基づき分析・検証を繰り返すことで、農業に対する自信がついたといいます。
インターネットを駆使しながら、労働力を増やさずに農業経営の向上を目指しており、AIやIoTを活用したスマート農業の実現と、新規就農者をサポートするシステムを作り上げたいと意気込みます。
紹介しきれない内容は、栗山町公式note「くりやまのおと」に掲載
※二次元コードは本紙P.28をご覧下さい。
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