◆あなたの腎臓疲れていませんか?
Q1-腎臓は何をしているの?
腎臓には毎日1,500Lの血液が入り、その血液から1~2Lの尿を作っています。体内の老廃物の排泄を行う大切な臓器です。他にも、血圧の調整、赤血球を作る、体液の調整も行う働き者です。腎臓が疲れてくるとむくみ、尿量減少、頻尿、貧血などの自覚症状が出てきますが、かなり進行しないと気が付きません。
Q2-腎臓の働きはどうやって調べるの?
血液検査(血清クレアチニン)と尿検査(尿たんぱく)の結果をチェックします。クレアチニンの値、年齢、性別から、腎臓の働きを示す「eGFR(推定糸球体濾過量)」を計算します。
[CHECK]
町の特定健診の検査項目にも含まれていますので、ご自身の健診や病院の検査結果を確認してみましょう。
Q3-腎臓を守るためのポイントは?
・肥満の解消(BMI25未満)
体重が増えると血液量が増加→腎臓の血管に負担をかけます。
・血糖管理(HbA1c7.0%未満)
人工透析の主な原疾患は、糖尿病からくる腎症です。
・必要な薬以外は飲まない、使わない
・ウォーキングなどの軽い運動をする
・血圧管理(130/80mmHg未満)
高血圧は腎臓の血管に負担をかけます。
・脂質管理(LDLコレステロール120mg/dl未満)
LDLコレステロールは動脈硬化の原因となり、進行すれば腎臓にも影響します。
・排尿を我慢しない
排尿を我慢すると、膀胱に細菌がたまり腎臓を傷つけます。
・減塩に努める(3g以上6g未満/日)
塩分の摂りすぎは高血圧を介して、腎臓に負担をかけます。
■献血にご協力をお願いします
献血で提供された血液は、がんを始めとした病気やけがの治療に役立てられます。輸血を必要とする方のために、皆さまのご協力をお願いします。
問い合わせ:住民保健課健康推進グループ
【電話】73-2256
<この記事についてアンケートにご協力ください。>