多くの声が寄せられる まちづくり懇談会

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町民の声を広く町政に反映させることを目的とした「まちづくり懇談会」が昨年11月から12月にかけて、町内24会場で行われました。
前半は佐々木学町長が「主要施策の取組状況」についてスライドで説明し、後半は説明内容の質問・意見への回答、自由懇談を実施しました。

◆クリエイターズマーケットについて
〈質疑〉
クリエイターズマーケットを栗山煉瓦創庫くりふとに移転してはどうか。
〈回答〉
クリエイターズマーケットは、売り上げが目的ではなく、関係人口の拡大が目的。関係人口を増やし、移住定住に結び付けたい。栗山煉瓦創庫くりふとは、来館者数が令和5年度は3万人、本年度は半年間で2万5千人となり、かなり多くなっている。将来的に、クリエイターズマーケットと栗山煉瓦創庫くりふと、商店街活性化等の事務所として活用している旧岡嶋商店を一体的にどうしていくか議論を進めている。

◆栗山町立小中学校適正配置計画について
〈質疑〉
小中学校の適正配置、小中一貫教育は今後どうなっていくのか。
〈回答〉
栗山町立小中学校適正配置計画検討委員会をを設置し議論してきた。栗山小学校・角田小学校・継立小学校の統合は児童数の減少や子どもたちへの公平な教育環境の提供のため必要であり、今後議会と協議、地域の皆さんへの説明を進めていく予定。小中一貫教育は、今の形と同様、栗山小学校・栗山中学校の分離型という一貫校を目指している。

◆緊急告知FМラジオの配付について
〈質疑〉
配付率がまだ半数に満たないということだが、緊急告知FМラジオを受け取りに来ていない方に配付してはどうか。
〈回答〉
配付率100%を目指し、宅配による配付について協議をしたが、費用の問題や防災意識を高めながらラジオを普及させる必要もあることなどから、PRしながら配付することとした。今後もあらゆる方法の検討を進めていきたい。

◆FМラジオの電波について
〈質疑〉
電波の受信対策のT型アンテナは手間がかかり、受信状況も悪い。電波の出力を上げたり、中継局を作ったりできないのか。
〈回答〉
中継局を建てる計画で北海道総合通信局へ申請をあげたが、他の電波と混線してしまい、さらに悪化することが想定されたため許可が下りなかったという経過がある。そのためT型アンテナなどで電波の受信対策をとっており、ご理解をいただきたい。

◆栗山高校女子硬式野球部の学生寮別館について
〈質疑〉
既存の寮の部屋が個室なのに新しく作る寮の部屋はなぜ2人部屋なのか。上下関係などで問題があるかもしれないので、1人部屋のほうが良いのではないか。
〈回答〉
全国で60チーム以上ある中で、それぞれの監督などから多くの意見を聞いたうえで仕組みを作ってきており、チームワークを作り上げる上で必要だと考えている。1年生から3年生までさまざまな組み合わせを作り、集団で社会性を身に付けていただきたい。

◆大雨により畑が被害を受けたときについて
〈質疑〉
近年、大雨が多くなり畑の土砂が流されることがあり、傾斜地がえぐれてきている。のり面の石積みなどの要望はどこの課に相談すればよいか。
〈回答〉
建設課に連絡をいただき、現地を見て対応を判断したい。大雨の被害を受けたところを修繕してまた繰り返すといったケースも見られるので、地先の皆さんにも、のり面ギリギリまで作付けしないことや土砂が入り込むところを作ってもらうなど、崩れないようにする協力をしていただきたい。

◆DXの取り組みについて
〈質疑〉
除雪DXは具体的にどのようなものなのか。
〈回答〉
除雪管理システムを導入予定。除雪車両にシステムを搭載し、効率的な除雪やオペレーター不足に対応するための技術の承継などに役立てていくものであり、既に導入している企業などからも協力いただき知見を集めている。

◆除雪の出動基準について
〈質疑〉
道路の除雪をする、しないの判断をどのようにしているのか。役場前の道路状況をもとに決めているのか。
〈回答〉
栗山地区建設運送事業協同組合でパトロールして、10センチ以上の降雪や予報などで超えることが見込まれる場合に出動している。除排雪作業のなり手不足や働き方改革の問題もあり、南中北の地区ごとに見て、その時の降雪状況によっては出動しない地区もある。令和5年度から「除排雪事業在り方検討会議」を設置し、除雪事業者や地域の方にご協力いただき、持続可能な除排雪体制の検討を進めているところ。

※紙面の都合上、懇談内容の一部のみを掲載しています。町ホームぺージでは、懇談会の議事録や町からの情報提供資料を閲覧できます。

■情報提供内容
町からの情報提供として、下記の内容を説明しました。
(1)主要施策の取組状況について
(2)ネイチャーポジティブの実現に向けて
(3)紙の保険証の発行について
(4)緊急告知FMラジオについて