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文化財のひろば・シリーズ160

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北海道森町

■世界遺産を森町に(10)
「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されてから今年の7月で2周年を迎えました。
「北海道・北東北の縄文遺跡群」は北海道・青森県・秋田県・岩手県の4道県の17遺跡で構成され、自然環境の変化と向き合いながら狩猟・漁撈・採集を中心とした生業を1万年以上続けた縄文時代の人々の生活と精神文化を現代に伝えています。
森町の鷲ノ木遺跡は、高速道路建設をきっかけに約4000年前(縄文時代後期)のストーンサークルと竪穴墓域が発見された遺跡です。ストーンサークルは約600個の石が3重の円を形成するように並べられています。竪穴墓域は直径約12mの竪穴の中に7基の土坑墓が作られています。
この他にもストーンサークルの周辺ではイカ形土製品などの祭事用と考えられる遺物も出土しており、当時の人々の精神文化や東北地方との繋がりを示す遺跡として位置づけられています。
世界遺産を構成する17遺跡ではありませんが、これらの遺跡と関係が深い「関連資産」として縄文遺跡群の普及啓発に努めています。
森町遺跡発掘調査事務所の展示室では、鷲ノ木遺跡の出土品をはじめとした資料を見ることができます。今年度は10月末まで土・日、祝日も開館(月曜休館)していますので、ぜひ足をお運びください。

▽鷲ノ木遺跡の見学会も開催中です!
お申し込みは、電話(教育委員会社会教育課【電話】(2)2186または、本紙右記QRコードからお申し込みください。

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