■森町の縄文土器(2)
今回は、森町の遺跡から出土した縄文時代後期(約4000年前~3000年前)と晩期(約3000年前~2400年前)の土器についてご紹介します。
縄文後期の土器は、容器の表面に付けられた模様が多様化し、線と縄文を組み合わせた複雑な模様が描かれるようになります。また、使い方に合わせて様々な形をした土器が作られるようになり、壺のような形をしていたり注ぎ口が付いていたりするもの等がみられます。
縄文晩期の土器では、北東北の影響を受けて細かな模様をつけた土器がみられるようになります。土器の厚さが薄く、形も多様になり製作技術の高さを知ることができます。
今回ご紹介した土器は、いずれも森町遺跡発掘調査事務所で展示しています。機会がありましたらぜひ足をお運びください。
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