■森町長 岡嶋康輔
森町の皆様、新年あけましておめでとうございます。町政1期目の行政運営において、町民皆様のご理解とご協力のおかげをもちまして、各政策の締め括りの年を力の限り駆け抜けることができたと改めて昨年を思い返しております。皆様におかれましては、引き続きのご理解ご協力をお願いすると共に、心より感謝とお礼を申し上げます。
昨年を振り返りますと、春の「もりまち桜まつり」を皮切りに町内外から大勢の方々にご来町いただきました。「さわらふるさとまつり」には、森蘭航路で繋がりのある室蘭市からもご来場いただきました。歌謡ショーでは、ご来場の皆さんが出演者と共に踊られていた事が非常に印象深く思い返されます。
町の一次産業に目を向けますと、気候変動や環境変化、長引く物価高の影響で、昨年も非常に厳しい状況でございました。
特に水産業は影響が著しく、多様な漁業種において厳しい漁家経営を強いられております。秋鮭の水揚げ量も例年にないほど不良の状況で、「あきあじ祭り」が中止せざるを得ない状況となりました。
また、全道的なホタテの斃死も相まって、町内の景気は非常に冷え込んでいるというのが現状です。
農業も林業も収量の低下や外来生物による植物疫病の拡大が大きな懸念材料となっております。
いずれの課題に関しても近隣自治体を含め、課題解決に向け進んでいかなければならないと考えております。
一方、飲食小売業界から町を盛り上げようと、昨年11月に森商工会議所主催の「モリッキー街」が開催されました。森町飲食店組合を中心とした参加飲食店の皆様により企画され、関係者皆様のご尽力に心より感謝申し上げます。
また、台湾彰化市との協定締結から広がりを見せる海外自治体との連携は、各産業における担い手確保に是非とも結びつけたいと考えております。
結びに、今年は新町・森町誕生20周年の年でもあります。様々なイベント等を通じ町内外の皆様とお祝いする1年にして行きたいと考えておりますので、共に希望溢れる30周年の未来に歩みを進めてまいりましょう。町民皆様の今後の変わらぬご健勝とご多幸を心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
■森町議会議長 木村俊広
森町の皆様、新年あけましておめでとうございます。常日頃、議会に対しましてご指導ご協力いただいている事に心より感謝申し上げます。
令和7年の年頭にあたりご挨拶を申し上げます。
振り返りますと、昨年は、全国的に様々な行事が通常どおり開催されるなど、全体として、活気ある1年であったと思います。
当町内においても、「もりまち桜まつり」「夏のまつりinもり」「さわらふるさとまつり」などのイベント・行事に町内外を問わず多くの方々にご来場いただくなど、大きな賑わいをみせました。関係者の皆様のご尽力に対しまして、あらためて敬意を表するものであります。
一方、混迷・長期化するロシアのウクライナ侵攻やこれを要因とする物価・エネルギー価格の高騰、さらにはパレスチナ自治区での軍事衝突など、刻一刻と変化する国際情勢等により、私たちの生活に大きな影響をもたらしております。
また、当町においては、基幹産業であります農業関係では、一昨年の記録的な猛暑による影響もなく、総じて良好に推移したものの、水産業においては、中国による日本産水産物の禁輸措置継続や原因不明のホタテ稚貝の大量死により、漁業者の皆様や水産加工・流通業者の皆様などにも深刻な影響を及ぼすなど、先行きが不透明な状況であります。
町政運営においては岡嶋町長による2期目がスタートしましたが、議会としても、町民の皆様の暮らしを守るため、これらを含めた諸問題の解決に向け、あらゆる情報を収集しながら、町民の皆様とともに知恵を出し合い、汗をかきながら、反映すべき要望等を早期に実現できるよう、町に対してスピード感をもった対応と協力を積極的に取り組んでいく所存であります。
結びに、どうか町民の皆様の特段のご指導とご協力を切にお願い申しあげるとともに、新しい年が最良の年になりますようご祈念申しあげ、新年のご挨拶とさせていただきます。
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