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自治体の皆さまへ

健康いちばん

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北海道標津町

◎令和5年度 歯と口の健康週間の標語
手に入れよう 長生きチケット 歯みがきで

◆歯と口の健康週間
厚生労働省などの主催で、6月4日~10日の1週間を「歯と口の健康週間」とし標語などで啓発しています。今年の標語のとおり、歯みがきで口の中をキレイに保つことは、健康長寿につながります。毎日の歯みがきを見直して、長生きを目指しましょう。
ほかにも、5月31日~6月6日が「世界禁煙週間」となっていますので、今回は喫煙による口腔内への影響をお伝えします。

◆喫煙と歯周病の関係
たばこの煙には数千もの化学物質が含まれています。喫煙するとヤニが歯に付着し汚れるだけではなく、ヤニが付着することで歯の表面がザラザラしてしまい、さらに他の汚れが付きやすくなります。くわえて、歯肉にはメラニン色素が沈着し黒ずみ、喫煙歴が長くなるほど歯肉はどんどん黒ずんでしまいます。(図1)
喫煙者は、たばこを吸わない人に比べて歯周病にかかりやすく、悪化しやすいことがわかっています。(図2)

(図1)喫煙者と非喫煙者の口腔内
※本紙P.11をご覧ください。

(図2)たばこを吸わない人との比較
〈1日当たりの喫煙本数と歯周病の関係〉

引用:日本口腔保健協会

口は、体の中で最初に喫煙の影響を受ける器官です。たばこの煙や成分は、口の中に入ると粘膜や歯肉から吸収されます。すると、たばこの有害物質は血管を収縮させ、歯肉の血流量は減少します。歯肉の出血は歯周病の初期症状であり、体からのSOSサインですが、喫煙者は血管収縮による血行不良のため炎症が抑えられてしまい、歯肉からの出血や腫れが現れにくく、歯周病が進行してから気づくことが多いのが特徴です。

◆歯周病は全身の病気に影響します
歯周病による炎症が続くと、毒性物質が歯肉の血管から全身に入り、さまざまな病気を引き起こし悪化させる原因となります。(図3)

(図3)歯周病と関連のある疾患など
※本紙P.11をご覧ください。

◆定期的に歯科受診をしましょう
むし歯や歯周病の早期発見はもちろんですが、専門的なケアを定期的に受け、歯と口のケアで自分の健康を守っていきましょう。
本町では無料で受けられる歯周病検診を行っています。対象者は30歳・40歳・50歳・60歳・70歳になる町民で、対象者へ受診券などを送付していますので、詳しくは同封の案内文書をご覧ください。

標津町保健福祉センター 健康推進担当
【電話】82-1515

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