◆未来への想い
小野 勉(おの つとむ)さん(鳩ケ丘町)
小針土建株式会社
私は羅臼町で生まれ、物心がつく前に標津町へと移り住みました。ここでの生活が私の成長基盤となり、標津町の自然や文化とともに育ってきました。高校を卒業してからは、他の地で新たな経験を積み重ねていましたが、約9年ぶりの平成7年3月に故郷である標津町に戻ってくることになりました。戻ってきた時、標津町の風景は少しずつ変わり始めていました。特に、しべつ海の公園にある釣り突堤の一部が建設中で、かつての前浜の景色とは異なって見えました。これらの変化は、町の発展とともに新たな賑わいを生み出しています。現在、この場所は魚釣りやキャンプを楽しむ人々で賑わい、標津番屋などの施設も含め、多くの人々が憩いの場として利用するようになっています。
標津町は忙しい日常から離れ、ゆったりとした時間を過ごしたいと考える人々にとって理想的な場所となっています。広大な自然の中で、心身をリフレッシュすることができる環境が整っており、訪れる人々にとって癒しと安らぎを提供する場となっています。さらに、この町は移住や定住を考える方々にとっても魅力的な選択肢であり、その理由の一つが、教育、福祉、医療といった生活基盤が充実している点です。これらの施設やサービスは、町民一人一人が安心して生活できる環境を支えており、標津町の暮らしやすさを実感することができます。
私は標津町の住民として、この地域の魅力を次世代へ引き継ぎ、標津町の豊かな自然や文化を守り育てるために、自分に何ができるのかを日々模索しながら地域に対して貢献していきたいと考えています。町の歴史と伝統を尊重しつつ、未来に向けた活動を行うことで標津町がより一層、活気ある場所となるよう尽力していきたいと思います。
次の「まちの声」は、谷口伸次さん(本町)です。
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