◆異邦人
谷口 伸次(たにぐち しんじ)さん(本町)
(株)旭観光バス
夏に、バイクを買ってしまった。小柄でシンプル250cc。たいしてパワーもなく速いワケでもないけど、乗ってみたらとても楽しい!大きなバイクと違って。気負いなく走れるのがイイ。これでツーリングに行ってしまいたい!シーズンになると訪れるたくさんのツーリングライダーたち。うーん、羨ましい!楽しそう。自分も行きたい!彼らは、仕事とかどうしてるんだろう?がんばってお金を貯めて?何とか連休もぎ取って?もしかしたら仕事辞めて来てたりとか?皆きっと、そんなドラマを背負って来ているに違いない!なんて目で見ると面白い。ロングツーリングやりたいとは思っていても、なかなか行動に移せない。そんな自分からすると、旅人たちは何かちょっと、特別な存在にみえる。
異邦人という言葉が浮かぶ。3年ほど前、標津に越して来た頃は、静かすぎて住むには退屈な所だなんて思ってたけど、今は、そこがいい。朝の空気。潮風。海岸線。遠よくに見える山々。水平線からの朝陽。贅沢だなと感じるようになった。走れば、あっという間に通り過ぎてしまう小さな町。地元の自分には慣れ親しんだこの景色も、異邦人たちの目にはどう見えるのかな。いつもの散歩コースの海の公園も、他所から来てテント張って寝起きして、どんな感じなんだろう。かなわないけど、地元民じゃなくツーリングで来てみたかったなー、標津町!
次の「まちの声」は、大菅一哉さん(弥栄町)です。
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