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まちの声 459

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北海道標津町

◆父への想い
大菅 一哉(おおすが かずや)さん(弥栄町)
株式会社尾藤電気

私は生まれてから高校卒業までを標津町で過ごし、父の影響で始めた野球を小中高と地元で、大学は北広島市で野球漬けの日々を送りました。22歳で標津町に戻り現在は中標津町で電気工事士として働いています。

今回「まちの声」に選んでいただき何を書こうか迷いましたが、私の父について書きたいと思います。父も標津生まれ標津育ちで、どちらかと言うと真面目で私が幼い頃は怒ると恐い印象がありました。ですが休日には野球の練習に付き合ってくれ、優しい一面もあり怒られる時を除いては大好きな父でした。しかし、私が中学の時に父の病が見つかり高校2年の夏に父は亡くなりました。父との思い出を振り返る中で、今でも後悔していることがあります。それは辛い闘病生活中の父に対し思春期だった私は「また休んでるのかよ」と心無い言葉をぶつけてしまったことです。できることなら謝りたいです。

このごろ、外でお酒を飲んでいる時に父を知る人から父の話を聞くと嬉しさと共に「父と酒を飲み交わしてみたかった」と寂しさも感じます。私も34歳、あと十数年で父が生きた年齢を越えます。今は仕事と私生活を全力で楽しんでいます。「父さんあの時の謝罪はもう少し天国で待っていてください」今回、父への想いを書く機会をいただき、ありがとうございました。

次の「まちの声」は、小松駿さん(弥栄町)です。

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