3年間の防災減災活動で特に印象に残っている活動を紹介します。それは、岩手県宮古市田老地区で学んだ防災です。
田老地区は漁業が有名でなんとなく標津町と雰囲気が似ているように感じました。一つ違う所は「万里の長城」と呼ばれた防潮堤がある所です。実際に私はその防潮堤に上りました。町全体がすぐに見えるほどの高さがあり、防潮堤の偉大さを感じました。ですが、その防潮堤があるから津波が来ても逃げなかった人もいました。巨大な防潮堤を津波は乗り越えて多くの人が犠牲になりました。
私は小さい頃、「国後島があるため津波が来ない」という誤情報を信じ、国後島は防潮堤のように津波から守ってくれると思っていました。田老地区で学んだ、防潮堤は津波を軽減するもの、そして釜石市で学んだ津波避難三原則の「想定にとらわれるな」を語り部さんから学び、昔考えていたことの間違いに改めて気づくことができました。また、田老地区の語り部さんが「海が好きだったけど海が怖くて見られない時もあった」と仰っていました。私は本町の方々にそういう思いをしてほしくないので、自発的に防災減災活動に参加してほしいと思っています!
執筆者
鈴木 愛加(すずき まなか)さん
(標津高等学校3年)
問合せ:住民生活課危機管理室
【電話】85-7243
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