(2)町民が安心して暮らせるまちづくり
《子宝・子育て応援》
「政策パッケージ」により、特に重点を置いて取り組んできた子育ての支援につきましては、引き続き一連のライフスタイルを総合的に支援する施策として取り組んでまいります。
また、妊娠期から出産・子育てまで一貫して身近で相談に応じ、必要な支援につなぐ伴走型の相談支援と経済的支援を一体的に実施することにより、子育てしやすいまちとなるよう努めてまいります。
《高齢者・障がい者支援》
高齢者や障がいのある方がいつまでも住み慣れた標津町で安心して暮らしていけるよう「あんしんサポートセンター」の支援、障がい者グループホームや高齢者下宿、サービス付き高齢者向け住宅の高齢者福祉施設の入居者の家賃など助成を継続してまいります。
運転に不安のある高齢者の足確保は喫緊の課題であります。通院ハイヤー助成事業を引き続き実施するほか、利用率の低下している町内公共交通は、利用される方々の利便性向上に向け、利用しやすいようルート変更をするなど、試験運行を実施し改善を図ってまいります。
また、不足する介護従事者の確保充足が喫緊の課題となっておりますことから、事業者が新規雇用者に対し就業支援金などを支給した際に、町がその一部を助成する「介護従事者就業支援金等助成制度」の活用を促すとともに、介護分野の重要性や仕事への正しい認識など介護の魅力を実感できるよう普及啓発を行い、介護施設などの人材不足の解消を図ります。
《医療・保険》
標津病院は、久留米大学医学部の手厚いご配慮によって、内科学講座および外科学講座より医師派遣をいただき、安定した医療体制を堅持することができております。
このご配慮にあらためまして深く感謝申し上げますとともに、今後も連携をより一層深め、信頼ある安定した医療体制のもと、急性期医療や夜間診療、訪問診療、訪問看護、リハビリテーションなど、医療提供体制の充実を図りながら、町民の生命と健康を守ってまいります。
また、不健康な生活習慣は、その蓄積により潜在的な生活習慣病の予備軍となり、さらには発症・重症化へと段階的に進行することから、妊婦・乳幼児から成人に至るライフステージに応じた予防対策を医療機関、教育機関などの関係者と連携して実施してまいります。
新型コロナワクチン接種は、令和6年度以降、重症化予防を目的に、予防接種法上のB類疾病(個人の発症や重症化予防に比重を置く)の定期接種として、65歳以上の高齢者などの重症化リスクの高い者(インフルエンザワクチンと同様の対象者)に年1回、秋冬に接種することになりますが、費用負担や接種体制の確保など、標津病院との連携により進めてまいります。
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