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自治体の皆さまへ

令和6年度 町政執行方針(8)

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北海道標津町

(3)町民の皆様と手を携えたまちづくり
広報活動については、町民の皆さまが必要とする情報を分かりやすく伝えるため、広報紙やホームページ、SNSなどでの情報発信を進め、広聴活動では「町長直接メール」や地域担当参事の配置、各種懇談の実施などによる取り組みを継続し、地域の声を積極的に受けながら町民参加による協働のまちづくりを推進してまいります。
また、昨年より行っておりますコンビニエンスストアでの住民票などの交付や税公金収納の利用経過を踏まえ、新年度より18時までの窓口延長、閉庁日における証明書発行の休日窓口対応は終了いたしますが、今後も町民の皆さまの負担を軽減し、利用しやすい窓口を目指して、ラインアプリを活用し行政手続きや問い合わせを受ける「行かない、書かない窓口」の実現に向け、システム構築を進めてまいります。

(4)行政を推進する組織と職員力の強化
情報化や少子高齢化など、社会の急激な変化により行政需要が多様化・複雑化する中、行政はさまざまな課題に取り組む必要がありますが、この行政需要により業務量が増大しておりますことから、今後もスリムな組織・職員体制のもとで行政運営を行い、限られた職員で業務量の増加や複雑化に的確に対応していくためには、組織と職員力の強化が不可欠となります。
多様化する行政需要にしっかりと対応できるよう、研修機会の確保により人材育成を図るとともに、自治体DXの推進により効率的に業務を遂行できる環境を整え、職員が生き生きと働ける職場づくりと、町民の皆さまに寄り添った行政を実現するために、わかりやすい・利用しやすい組織の構築に努めてまいります。

5.むすびに
以上、町政運営を進めるにあたっての、私の所信の一端を述べさせていただきました。
猛暑、物価高、不漁など暗い話題が先行しがちな情勢ではありますが、昨年は図書館の移転オープンや日本で最も美しい村連合の全国定期総会開催、防災タイムラインの策定など、さまざまな活動を行うことができましたし、先月の冬まつりをはじめとした各種イベントは多くの来場者でにぎわいました。
また、近年は空き店舗の利活用等による新規事業の開拓など、特に若い方の自主的な取り組みが活発化しており、これらの活動に伴い、ロボット工学の研究者など来町する方々も増え、地域にはまだまだ新たな可能性があると実感しております。
冒頭申し上げましたとおり、6月末には町政を担う任期最後の4年目を迎え、通期では最後の予算編成となりますことから、政策パッケージ事業の再構築を含め、将来を見据えた新たな取り組みも盛り込んだ予算編成とさせていただきました。
政策パッケージ事業につきましては、これまでの取り組みをベースとしつつ、「ひとづくり・町民への支援」と「まちづくり・地域を守る政策」に再編しましたが、この2つの政策を両輪として進めることでまちが未来へと持続し、私の公約であります「町民の笑顔輝くまちづくり」につながっていくものとの想いで再構築をさせていただきました。この政策パッケージ事業を始めとする各種事業に、町民の皆さまのご協力を得ながら全力で取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

町民の皆さま、そして町議会議員の皆さまに、新年度の町政運営へのご理解とご協力を重ねてお願い申し上げ、令和6年度の町政執行方針といたします。

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