私は昨年7月に防災研修に参加し、東日本大震災についてより深く学ぶことができました。
宮城県東松島市にある野蒜(のびる)駅では、電車のレールがとても印象的でした。途中まで真っすぐだったレールが急にぐねぐねし始め、当時の地震・津波の強さが想像できました。駅構内(資料館)にある券売機では、外見が壊れているだけかと思いましたが、お金の受取皿に砂や小石が当時のまま残っており、ぞっとしました。石巻市にある大川小学校では、語り部さんのお話や小学校の状態が印象的でした。語り部さんのお話では、地震が起きて校庭で待機していた子どもたちが先生の指示を待って、避難が遅れ津波に流されてしまった話を聞いて衝撃を受けました。災害時は大人の指示を聞くのは大切ですが自分で判断することも大切です。しかし、実際に現場を目の当たりすると、自分で判断するのは難しいと感じました。
今回経験した研修を通して、私たちが住んでいる標津町も海が近いので、もし地震が起きて津波が来た場合はすぐ対応できるよう備え、今後の出前授業でもそのことを話したいと思いました。
執筆者
中條 迅(ちゅうじょう じん)さん
(標津高等学校2年)
問合せ:住民生活課危機管理室
【電話】85-7243
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