◆人との関わりを大切に生きる
山口 靖浩(やまぐち やすひろ)さん(曙町)
標津郵便局
私は満62歳、下手くそゴルファーです。もう20年以上もやっているのに、スコアは100打を切ることが珍しいぐらい上達していません。自慢でもないですが、一カ月に2回ぐらい、気の合った仲間とゴルフをするのが楽しみです。よくもまぁ、この下手くそな私に付き合ってくれているなぁと仲間には感謝しかありません。ゴルフをしている時は、歩きながら同伴者との会話が弾みます。なにより、ゴルフの後の反省会が楽しい。飲みながら、お互いのプレーの悪口を言い合えるのが面白いのです。おいしいお酒とおいしいおつまみ、そしてゴルフ談義が私の健康の源かもしれません。
さて、人生100年、日本も超高齢化社会を迎えます。もれなく私もその一人です。自分自身が100歳まで生きることを考えると、いろいろ心配が絶えません。周りの高齢者の方々から、お話を伺いますと、皆さん「子どもたちにも周りの人たちにも迷惑をかけないで一生を終えたい」とおっしゃいます。本当にそのとおりだと思います。ですが、なかなかそこはかなわないと思います。いずれ体調を崩すかもしれません。自分自身の力だけでは生きていけなくなると思うのです。たぶん子どもに世話になり、終わりを迎えるのが現実ではないでしょうか。そう考えると当たり前ですが、せめて心身ともに健康でいられる時間を長くしていくことが大切だと感じています。
人は孤独が老いを早めると言われています。健康寿命を長くするためにも、私は下手くそゴルフを続ける中で人との関わりを大切に生きていきたいと思います。生きているうちも、仲間を含めて周りの人にお世話になります。今後ともよろしくお願いします。
次の「まちの声」は、小野勉さん(鳩ケ丘町)です。
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