執筆者:今村 朱夏(いまむら あかな)さん
(標津高等学校2年)
私は1年生の時に東日本大震災について、2年生では生徒会役員として熊本県での防災研修に参加しました。
これらを経て学んだことは、まず、釜石市の津波避難3原則の「想定にとらわれるな」「最善をつくせ」「率先避難者たれ」です。私たちが住んでいる標津町には海があり、いつ津波が来るのかわかりません。だからこそ、いつでも避難できるように避難グッズを準備し備えることが、私たちが今できる最善だと思いました。
熊本県では、益城町のガイドである永田さんのお話が印象に残っています。永田さんは「私の話をそのまま持ち帰っても意味がない。なぜなら益城町は皆さんが住んでいる地域と地形や場所が違うからです。私の話を自分が住んでいる地域に置き換えて考えてほしい」と言っていました。「置き換えられるなら別にこの話を忘れてもいい」とも言われ、衝撃を受けました。
「自分の地域に置き換えること」永田さん以外の多くの語り部さんたちも言っていたことです。
日本では災害が多発しています。だからこそ、ほかで起きている災害を知り、私たちが住んでいる標津町に置き換えてみることが大切だと思いました。家族と話す機会を作る、ハザードマップや備蓄を確認する機会を作るだけでも、変わると思います。私たちの生活に防災をほんの少し入れることで、災害が起きたときの行動が変わって来ると思います。
問合せ:住民生活課危機管理室
【電話】85-7243
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