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「あえて」飲まないライフスタイル ~ソバーキュリアス~

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北海道標茶町

ストレス発散や生活の楽しみとしてお酒を飲む人は少なくありませんが、若い世代を中心に「酒は飲めるが、あえて飲まない」生活スタイルが広まりつつあります。それは「ソバーキュリアス」と呼ばれ、Sober(しらふ)とCurious(好奇心が強い)という英単語を組み合わせた造語です。欧米で令和元年ごろに流行しはじめ、日本では、この2~3年コロナ禍により外食の機会が激減したことで健康志向が高まり、お酒との付き合い方を考える人が増えてきたとみられます。
ソバーキュリアスは、お酒を飲むことを我慢するのではなく、あえて飲まないことで「翌日スッキリ目覚めたい」「肌がきれいになる」「趣味の時間を大切にしたい」など、ポジティブな気持ちで「あえて飲まない」「少ししか飲まない」スタイルです。結果として、生活習慣病のリスクが減り、出費も抑えることができ、生活の質向上につながることでしょう。
厚生労働省の国民健康・栄養調査令和元年によると、表1、2のとおりに、男性、女性ともに若い世代ほど飲酒習慣が無い人が多い傾向です。また、日本の酒類消費量も平成8年度をピークに減少が続き、令和元年度はピーク時の8割程度の消費量となっており、減少しています。その一方で、生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している方(過量飲酒)は、特に女性で増加傾向であることが、第2次国民健康づくり運動(健康日本21)の取り組み評価で明らかになっており、アルコール健康障害対策の重要さは増している状況ではあります。
ソバーキュリアスの考えは若い世代の生活スタイルとマッチしていることが、普及につながっているようです。価値観は多様化しています。リフレッシュしたい時、リラックスしたい時、その日の気分で何を飲むのか、その選択肢のひとつに飲まない選択も尊重される、そんな社会はステキですね。

問い合わせ:ふれあい交流センター健康推進係
【電話】485-1000

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