日本全国の博物館数は現在約5,700館あります。しかし法律に則り“博物館”として登録されている館は、全体の2割となる1,100館ほど。実は正規の博物館は少ないのです。現在開館している博物館の多くは“博物館類似施設”と呼ばれ、「博物館」や「郷土資料館」と名乗りながらも法律上は博物館として認められていません。当館の前身となる標茶町郷土館も博物館類似施設でしたが、標茶町博物館へ変わった際に正式な博物館となるべく、登録手続きの作業を進めました。その後書類審査の結果、昨年11月30日付にて博物館として正式登録されました。
博物館登録された結果「何かとても良いことがあるのか?」と問われると難しいのですが、博物館として正しく運営している事を示すと共に、国宝や重要文化財など非常に価値の高い資料も、他館より借用が可能になります。
今後も博物館事業にて、普段中々見ることのできない資料をお借りし、面白い企画展などを催していきたいと思います。どうぞご期待ください。
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