こんにちは保健師です
化学物質過敏症は、中毒やアレルギーに比べて、はるかに少ないごく微量の化学物質に反応して体調不良をおこす病気で、2009年に病名登録されています。一度に大量の化学物質を取り込んだ、もしくは生活の中で微量でも長期にわたって化学物質にさらされた結果、適応能力を超えると発症します。症状が重くなると、さまざまな化学物質に微量でも反応してしまい、普通の生活が送れなくなることがあります。
症状としては、全身におよぶさまざまな症状で、人によって全く違うことに加えて、検査で異常が見つかりにくく、自覚のないままに症状に悩まされている場合もあります。私たちの生活には、合成洗剤、柔軟剤、防虫剤、除菌・消毒剤、芳香剤、接着剤、シャンプー類、タバコなど、あらゆる化学物質があふれており、日本の推定患者数は1,000万人とも言われています。決して気のせいではなく、意識せずに使用しているものが原因物質となって苦しんでいる人がいることを理解し、できるだけ化学物質を減らした環境に配慮していくことが大切です。
問合せ:ふれあい交流センター健康推進係
【電話】485-1000
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