多くの皆さまに支えられ、ついに釧路湿原かや沼観光宿泊施設「ぽん・ぽんゆ」がグランドオープンしました。
シラルトロ湖畔の小高い丘の上、世界的に有名な建築家隈研吾氏と日本を代表するデザイナーの原研哉氏のコラボレーションにより、豊かな自然を存分に体験いただける施設に生まれ変わりました。
「ぽん・ぽんゆ」とは、アイヌ語の「小さな湯」から由来しており、動植物約二千種が共生する釧路湿原の小宇宙を実感することができる宿泊施設となっています。
そんな豊かな自然の中で、町民の方は、コミュニティの中心地の一つとしての利用や、釧路湿原唯一の宿泊施設として、日本中・世界中から来られる方々の観光の拠点として利用されることが期待されます。
日帰り温泉は町民の大人700円・中学生650円、小学生300円・未就学児無料となっており、温度の異なる3つの内風呂・露天風呂・サウナがあります。
■標茶に新たな魅力が誕生
豊かな大自然を感じながら、心身ともにリフレッシュできる特別な宿泊施設が完成しました。100%源泉掛け流しの温泉は地元の自然の恵みを生かしたもので、訪れた方に癒しと安らぎを提供します。多くの人がこの施設を訪れ、標茶の魅力を再発見してほしいと思います。オープンにより経済の活性化・観光振興につなげ、今後も自然や文化を大切にしながら、標茶の新たな魅力を創造してまいります。
標茶町長 佐藤吉彦
■生まれ変わった憩の家
▽自然と人を繋ぐ聖地として
標茶町と出会ったのは30年以上前。その時は、憩の家かや沼に泊まって、お風呂に入ったのが、すごく懐かしい。そこに不思議な縁で誘われて、ぽん・ぽんゆができて、自分の草原の中の別荘ができたみたいでとても嬉しいです。
標茶は自然の美しさにおいても、食の関係でも、ものすごいレベルが高いと思う。なので、世界から人が来るような場所になると思う。もちろん地元の方も気楽に楽しんでいただいて、コミュニティの中心地としても使っていただきたい。
世界の色々な物を知り尽くした人が見ても恥ずかしくないものができたと思いますので、そういう人たちが集まる聖地になれば良いと思う。
隈 研吾氏
▽釧路湿原の玄関・標茶町
釧路湿原は世界屈指の素晴らしい自然。そこにアクセスする拠点として、この場所を日本中・世界中の人に認知してもらいたい。
ただ休むだけでなく、働きながら休む、どこでも働ける時代。パソコンを開けてすぐ集中できるような、オンとオフが融合するような、新しい宿泊環境を考えているので、泊まっていただける方には理解していただけると思う。
「標茶町」という発音が良いと思う。覚えやすいこの名前が、世界の人たちにより多く認知されるきっかけになれば良いと思います。また、標茶高校や町民など、町ぐるみで支えていく施設だと思いますので、よろしくお願いします。
原 研哉氏
■VOICE
▽ぽん・ぽんゆへお越しください
当施設は、大自然の中で心からくつろげるひとときをお届けすることを大切にしています。釧路湿原の豊かな自然環境と調和しつつ、皆さまがリラックスし、リフレッシュしていただけるよう、心を込めたおもてなしをご用意しています。雄大な風景と静寂の中で、特別な思い出をぜひお作りください。皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げています。
ぽん・ぽんゆ支配人 磯辺竜也さん
※「標茶町長 佐藤吉彦」の「吉」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
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