■生まれ変わった熊牛消防組の「龍吐水」をぜひご覧ください!
標茶町博物館に所蔵されていた明治時代の木製の消防用放水ポンプ「龍吐水」。本年度の広報しべちゃ1月号内のニタイ・トからのお便りにて、その数奇な経歴とともに、釧路集治監の典獄(=刑務所長)であった大井上輝前氏の繋がりによって、札幌市手稲区にある消防設備を取り扱う二二商会さんより、無償で龍吐水を直したいとの申し出をいただき、補修復元のため昨年11月に札幌へと旅立ったことをお伝えしました。それから約1年が過ぎ、ついに補修復元作業が完了。11月12日に標茶消防署にて、受領式が執り行われました。20人ほどの関係者が集まり、130年ぶりに龍吐水からの放水を行いました。
全国的にも実際に使用できる龍吐水は極めて少なく、標茶の集治監から脱走した脱獄囚による放火の恐れに対して購入された龍吐水は、標茶の歴史の一面を示す重要な資料でもあります。将来的には、博物館隣の北海道集治監釧路分監内に常設展示する予定ですが、令和7年4月末までは標茶町博物館の1階ラウンジに設置し無料で見学できます。関連資料や解説パネルも加えたミニ企画展示となっておりますので、どうぞご見学ください。
■ニタイ・トからお知らせ
毎年行っていたニタイ・トのクリスマスコンサートについて、本年度は開催の調整ができず、やむを得ず中止としました。楽しみにしていた皆さんには深くお詫び申し上げます。
問合せ:【電話】487-2332
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