昨年4月に文部科学省による全国学力・学習状況調査が実施され、本町の小学校6年生、中学校3年生が参加しました。この調査で測れるのは学力の一部分であり、学校教育の側面の一つではありますが、調査結果を今後の教育活動の改善に向けて活用していきます。
■調査の概要
実施日:令和6年4月18日
調査実施児童生徒:
・町内の小学校6年生 52人
・町内の中学校3年生 60人
調査の内容:
(1)教科に関する調査(国語、算数・数学)
・身に付けておかなければならない知識・技能等、及びそれらを実生活で活用する力や問題解決能力を一体的に問う問題
(2)生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査
・児童生徒に対する調査
・学校に対する調査
■教科に関する調査の結果より
グラフ(1)
・小学校の結果(全国を100として)
・中学校の結果(全国を100として)
・グラフ(1)の通り、小学校、中学校ともに国語・算数、数学において全道・全国平均を下回る結果となりました。
中学校の国語は全道、全国平均と同程度の結果となりましたが、小学校国語・算数、中学校数学は全道、全国平均との差が開く結果となりました。
・本町の特徴として、「言語活動について、国語科を要としつつ、各教科など等の特質に応じて、学校全体で取り組んでいる」の数値が高く、児童生徒の思考力・判断力・表現力等の向上に向け、教育活動を充実させていることが分かりました。(学校質問紙調査より)
■児童生徒質問の結果より
子どもたち一人ひとりが自分の良さや可能性を認識し、力強く自らの人生を切り拓いていく力を身に付けることが求められています。本町の子どもたちが児童生徒質問調査にある「将来の夢や目標をもっている」という設問に対して肯定的に回答した割合は次の通りです。
・小~84・9%(全国82・4%)
・中~69・7%(全国66・3%)
グラフ(2)
本町の子どもたちは、学校や家庭において、主体的に学んだり体験したりすることで、将来への希望を胸にたくましく成長していることが分かります。次に、「教科の内容がよく分かる」などと肯定的に回答した割合は次の通りです。
▽国語の授業の内容がよく分かる
・小~92・4%(全国86・3%)
・中~89・4%(全国82・7%)
▽算数・数学の授業の内容がよく分かる
・小~90・5%(全国82・1%)
・中~75・8%(全国75・7%)
▽先生は、授業やテストで間違えたところや、理解していないところについて、分かるまで教えてくれますか
・小~98・1%(全国87・8%)
・中~87・9%(全国84・9%)
各学校の先生方が、教科の特性を踏まえた授業を心がけ、丁寧に指導している成果が表れています。これからも学校と家庭が連携して、子どもたちの成長を共に支えていけるようご協力をお願いいたします。
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