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自治体の皆さまへ

年頭のあいさつ

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北海道標茶町

■標茶町長 佐藤吉彦
明けましておめでとうございます。皆さんには、ご健勝にて新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
昨年は、元日の能登半島沖地震、翌2日の羽田空港の事故と不安な幕開けとなり心配の尽きない年でしたが、町内では8月末に大雨による被害があったものの、総じて災害の少ない平穏な一年だったと思います。
酪農・畜産においては、コロナ禍による需要減少が回復しないまま、さらに国際情勢や円安の影響などから依然として厳しい状況が続いています。皆さんには、引き続き牛乳の消費拡大へのご理解とご協力をお願いします。基幹産業をより持続的で強固なものとするため、国や北海道に強く働き掛けていくとともにJAしべちゃなど関係機関と連携を強め対策を進めてまいります。
多くの町民の皆さんにお待ちいただきました「釧路湿原かや沼観光宿泊施設ぽん・ぽんゆ」は、9月30日にグランドオープンすることができました。多くの皆さん方に愛されご利用いただき、まちの誇りとなる施設に成長していくことを心より願っています。
物産センター(仮称)の構想については、Aコープの店舗跡の有効活用をとの声もいただき、併せて以前より、天気が悪い時に子どもを遊ばせる場所が欲しいとの要望もありましたので、店舗跡を活用して整備ができないか検討しています。
ふるさと応援大使で女優の高橋惠子さん主演で標茶も舞台となる新作映画の企画が進んでおり、標茶での撮影を少し増やすことが出来ないかと検討中です。また、その映画撮影を応援する会が惠子さんと親交のある町民有志により近く立ち上げられると伺っており、多くの皆さんのご支援・ご協力をお願いします。
今年は「乙巳(きのとみ)」、さらなる成長を目指して力をためる時期であり、そのために努力の成果を試すときとのこと。心を一つに、変化にも柔軟に対応し「もっと元気なしべちゃ」を創造するためにチャレンジして参ります。
新しい年が町民の皆さんにとって幸多い素晴らしい一年になりますことをご祈念申し上げまして年頭のご挨拶といたします。

※「佐藤吉彦」の「吉」は、環境依存文字のため置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。

■標茶町議会議長 菊地誠道
明けましておめでとうございます。町議会を代表し謹んでご挨拶申し上げます。
皆様におかれましては輝かしい新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。また、日頃より町議会への深いご理解と温かいご支援・ご協力に対し厚く御礼申し上げます。
昨年は、新年の門出を祝うはずの元日に石川県能登半島を震源とする大地震が発生しました。台風や豪雨などもあり、全国各地で大きな被害がありました。犠牲となられた方々のご冥福を謹んでお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
近年、世界規模の気候変動により、増す自然災害の脅威が激甚化しています。猛暑や酷暑に加え大規模な地震も頻発しており、生活や経済活動に深刻な影響を及ぼしています。
昨今の経済社会情勢としては、半世紀続く少子高齢化、深刻化する人手不足のほか、極端な円安の進行や長期化する国際関係の悪化を背景とする燃油価格および物価の高騰が、農業者、商工業者、子育て世帯、低所得者世帯に大きな影響を与えております。
また、本年は、超高齢化社会を迎えるわが国において、雇用、医療、福祉などのさまざまな分野に影響がおよぶ「2025年問題」の年でもあります。
これらの社会的な課題は、本町も例外ではありませんが、標茶には広大かつ恵まれた土地資源と日本屈指の酪農地帯として培われ受け継がれてきた歴史があります。これらを郷土の強み・魅力として次代へ確実につないでいくことが重要であると考えます。
住民の付託を受けた地方議会議員は、住民の代表として果たすべき責任と役割が増している一方で、全国で議員のなり手不足の問題が顕在化しています。本年は議員任期4年の折り返しの年にあたります。迎える新年度も厳しい財政運営の中での予算編成となることが予想されますが、議会改革を進めるとともに、一つ一つの課題に真摯に向き合い、議会のあるべき姿を心がけ、住民の皆さんが郷土に誇りと愛着を持ち、活力に満ちたまちづくりを目指し最善の努力を尽くしてまいります。
結びに、新しい年が皆さんにとって、幸せで実り多き年でありますよう心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

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