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歌志内学園生徒と市長が語る会(1)

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北海道歌志内市

10月29日、歌志内学園(富樫孝行(とがしたかゆき)校長)の9年生が市長に提案や提言をする「生徒と市長が語る会」を市役所4階の市議会議場で開催しました。
語る会は、阿部(あべ)このみさん、宗片柊花(むねかたしゅうか)さんの司会進行により、「自分たちにできること~歌志内の魅力づくりと発信~」を活動テーマに、自分の考えをまとめひとりずつ発表しました。

■生徒による趣旨説明
これまでの学園生はこの市長と語る会で、市へ様々な提案やお願いをしてきました。その後、市長さんを中心に道路の街灯設置やしょってけ祭りでのキッチンカー、歌志内市ホームページでのショート動画掲載、石炭ソフトクリームの製作など、私たちの提案を実現していただいたことに心より感謝しています。
そこで今年度は、ふるさとである歌志内市のために、私たちに何ができるかを考え、実行してみたことを紹介します。その私たちの考えや行動を歌志内市としてサポートしていただけるとうれしいです。歌志内市の魅力がさらに増え、多くの人に知ってもらうことで、より活性化することを期待しています。
提案は、
(1)ボランティア課
(2)さつまいも課
(3)情報課
の3つの課から行います。

(1)ボランティア課 ボランティア活動
私たちの提案は、市全体を巻き込んだボランティア活動によるまちの活性化です。
歌志内には「ウタピリカ」というボランティアグループがあります。私たち歌志内学園9年生の中にも、そのグループに所属している人がいます。主な活動内容は、景観を良くするためのごみ拾いや草むしり、花植え、キャンドルナイト、そして歌志内の歴史を発信するための絵本作りなどです。そのほかにも、北海道固有の動物をモチーフにしたグッズやシマエナガとなまはげをコラボさせたグッズ作成などもあります。
また、町内会のかたがたも学園の校門の前に花を植えてくれたり、草むしりをしたりしてくれています。このように、ウタピリカや町内会のかたがたは歌志内にとってとても大切なことを行ってくれていますが、参加しているのは一部の人です。そこで私たちは、市全体を巻き込んでこの「ウタピリカ」のようなボランティア活動が広がっていくことが、まちの活性化につながるのではないかと考えました。
注目したのは「なまはげ祭り」です。皆さんは毎年2月に行われるなまはげ祭りの会場に数年前まで紙袋ランタンが設置されていたのをご存知だと思います。事前に子どもたちが集まって紙袋に絵を描き、当日祭りが始まる前に紙袋ランタンに火を灯していました。ですが、参加人数も少なくなっていき、さらにコロナ禍の影響でその文化は消えてしまいました。その文化を復活させ、この活動を市全体で行っていきたいと考えました。
具体的には、市内外のかたがたに歌志内のオリジナルランタンを作ってもらうことです。そこで、なまはげ祭りで飾ることを目標に4種類のランタンを作りました。
※ここで4種類のランタンの点灯が披露されました
これらのランタンを市内の老人ホームやデイサービス、老人クラブのかたがた、そして、こども園や学園全体に協力をお願いしたいと思います。
ランタンづくりを歌志内全体で取り組むことで、歌志内への愛着を深めてもらいたいです。歌志内に来てくださった市外のかたがたにも、ランタンづくりを呼びかけていただき、それにより、今まで以上になまはげ祭りを楽しんでもらうことができます。
お祭りだけではなく、草むしりや花植えなどのボランティア活動を通して「市民みんなで創(つく)りあげる歌志内」の考え方を広めていくことが大切ではないでしょうか。

◇市長コメント
市全体を巻き込んだボランティア活動によるまちの活性化の提案ということですが、特に「なまはげ祭り」のランタンの復活と、それをきっかけとして市全体に取り組みを広めるということ、確かに受け止めました。
見せていただいた4つのランタンがボランティア課の皆さんの「自分たちにできること」として実践いただいたものですね。それぞれのランタンがしっかりできていて、すばらしいと思います。
なまはげ祭りにランタンでもてなすということは、たくさんの数のランタンが必要となり人手も必要です。多くのの児童生徒の皆さんの参加が見込むことができましたら、進めていけるのかと思います。
これをきっかけに老人クラブや老人ホームなどの理解を得ながら、全市に広がっていくとすばらしいイベントとなるのではないかと思います。

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