今回は『お薬』をテーマにお伝えします。
皆さんは、自分に処方された薬がどのような目的で出されているか把握していますか? “先生が出してくれたから飲んでいる” “何の薬か分らない” という方もいると思います。薬は正しく使うことでその効果が発揮されます。これを機会に正しい使い方を知っておきましょう。
■薬を正しく使うために
(1)薬の説明書をよく読みましょう
説明書には、使い方・効果・副作用・保管上の注意に関すること等が書かれています。よく読み、飲む量や服用時間、使用期間等を守りましょう。症状が治まったからといって使用をやめると、再発したり完治しないことがあります。説明書は保存しておき、必要なときにすぐ読めるようにしておきましょう。
また、説明書の中で記載されている服用時間を守らないと効果が出なかったり、副作用が起きやすかったりします。必ず決められた服用時間に飲みましょう。
(食間とは食事中に飲む薬ではありません。)
※飲み忘れた場合の対応として、食後薬の場合は、本来服用すべき時間からあまり時間がたっていない場合は、気がついた時にすぐ飲みます。次の服用時間に2回分まとめて飲まないでください。具体的には、医師や薬剤師に確認しておきましょう。
※生活リズムが不規則である場合や一日2食などで決められた処方どおり飲めない場合は、服用時間について医師や薬剤師に相談しておきましょう。
(2)薬の飲み合わせに注意しましょう
薬は原則コップ一杯程度の水かぬるま湯で飲みます。飲み合わせ(食べ合わせ)が悪いと薬が効きすぎたり、反対に効果がじゅうぶん得られないことがあります。医師や薬剤師等に、よく食べる食品やサプリメント等を伝えておきましょう。
(3)お薬手帳を活用しましょう
お薬手帳には、使用している薬の情報が記録されています。複数の医療機関にかかっている場合でも、医師や薬剤師が薬を把握することができ、飲み合わせや重複する作用の薬が出ていないか確認することができます。
また、使用後に体調変化があった場合も記載しておくことで、医師や薬剤師に情報を伝えることができます。
(4)薬に関することは自己判断しないようにしましょう
薬は、その人の体重・年齢・性別・症状などに応じて処方されています。勝手に減らしたり、増やしたりしてはいけません。また、同じような症状だからと人にあげると思わぬ副作用が出るかもしれません。絶対にやめましょう。
(5)薬の期限切れに注意しましょう
期限の切れた薬は絶対に使用しないようにしましょう。市販薬の場合は、外箱の使用期限を確認しましょう。処方薬の場合は、薬の袋に記載された日数内に使い切るのが原則です。薬が余った場合は医師や薬剤師に相談してください。
問合せ:保健介護グループ(市役所2階)
【電話】74-6616
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