8月から9月ごろにかけては、木の実など餌が少なく、ヒグマが餌を求めて農地など人の生活圏に出没しやすい時期となり、行動が大変活発になりますので、ヒグマに遭遇しないようじゅうぶん注意しましょう(すでに市内でも多数目撃情報が寄せられています)。
基本的に山中に生息しており、山菜採りで山に入るとクマと出会う可能性が高くなりますので、じゅうぶんに注意し、人里(住居地)でクマを目撃した場合は警察や市役所に連絡をお願いします。
■ヒグマの行動と性格
・繁殖期以外は、オス・メスは別々に暮らしています。
・母グマは普通1頭から3頭の子を産みます。子グマを守るためには攻撃的になります。
・オリンピックの短距離陸上競技選手よりも、はるかに早く走ることができます。
・おいしくて手に入りやすい食物があるとしつこく執着します。
・普通は人を避けて暮らしていますが、人間の食料やごみに餌付くと大胆不敵な行動をとるようになることが多いです。
■近年の傾向
近年、人を見ても逃げないヒグマが多数見られています。これは、人間の興味本位や写真撮影などによる接近により「人慣れ」をしたヒグマであると考えられています。
必要以上に近づくことは、ヒグマの人慣れを促進し、結果として周囲の人に危険を及ぼします。好奇心で接近するのはやめましょう。
■ヒグマのフンについて
ヒグマのフンは大きな俵形で、大きいものでは径7センチから8センチ、全体の大きさが30センチくらいになります。ヒグマは消化能力が弱いため、フンには食べたものがそのままの形で出てくる場合が多いです。臭いもそのままの場合が多いため、草本や果実を食べたときのフンには、不快な臭いがほとんどありません。目撃した場合は警察や市役所に連絡をお願いします。
問合せ:ふるさと振興グループ(市役所2階)
【電話】42-3215
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