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ヒグマに注意!~晩秋にかけてのヒグマの行動~

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北海道歌志内市

9月から秋ごろにかけては、木の実など餌が少なく、ヒグマが餌を求めて農地など人の生活圏に出没しやすい時期となり、行動が大変活発になりますので、ヒグマに遭遇しないようじゅうぶん注意し、人里(住居地)でクマを目撃した場合は警察や市役所に連絡をお願いします。

■ヒグマの行動と性格
・繁殖期以外は、オス・メスは別々に暮らしています。
・母グマは普通1頭から3頭の子を産みます。子グマを守るためには攻撃的になります。
・オリンピックの短距離陸上競技選手よりも、はるかに早く走ることができます。
・おいしくて手に入りやすい食物があるとしつこく執着します。
・普通は人を避けて暮らしていますが、人間の食料やごみに餌付くと大胆不敵な行動をとることが多いです。

■近年の傾向
近年、人を見ても逃げないヒグマが多数見られています。これは、人間の興味本位や写真撮影などによる接近により「人慣れ」をしたヒグマであると考えられています。
必要以上に近づくことは、ヒグマの人慣れを促進し、結果として周囲の人に危険を及ぼします。好奇心で接近するのはやめましょう。

■[先端的なヒグマ対策]ベアドッグとは
ベアドッグとは、クマの匂いや気配を察知するための特別な訓練を受けた犬です。飼い主の指示に従い、大きな声で吠えたてて、クマを森の奥に追い払うことができます。
スタッフの指示に従い、大きな声で吠えて、人の居住エリア近くにいるクマを森の奥へ追い払います。クマは学習能力が高いため、追い払いを繰り返すうちに「いてはいけない場所」を理解するようになります。ベアドッグはクマに襲いかかることはせず、一定の距離を保つことが得意なので、クマも犬も傷つかずに済みます。犬類に追い立てられると、本能的にそこを離れる傾向があるため、このようなベアドッグが活躍できる背景になっているようです。
ベアドッグの良いところは、クマも犬も傷つかずに済むということ。クマがクマの縄張りの範囲に戻ることで、人間とクマとの争いが避けられるのであれば、これ以上の解決法はありません。

問合せ:ふるさと振興グループ(市役所2階)
【電話】42-3215

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